とっちら

好きなことを取っ散らかします。

「やさしさ」の価値を見直した2018年

今年は価値判断にかなり変更のある年だった。とくに「誠実さ」「やさしさ」と言われるものの価値をかなり大きく上方修正することとなった。結果として、自分のこともすごく見直したし、他人のよさにもよく目がいくようになって、今までとは違う、夢中にならない比較的穏やかな愛を異性に対しても獲得した。

去年も相当大きな変化があったと思っていたが、今年はそれをさらに上回る大変化の1年だった……。ブログを毎月書いていてよかった。参照しながら振り返りたいと思う。

 

1月

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Twitterで毎月読書ブログを書いている人を見かけて、自分も毎月のペースでなにかを書いてみるのはよさそうだと思って始めた。認知行動療法で振り返りが大事ということを学んだからというのもある。

この月は卒論を書き終えて(当初から半分ぐらい内容を削った、宗教とレジリエンスの関係性について書いたものだった)、久しぶりに「本を読む」に取り組んでいたようだ。抑うつがひどいときは本が読めなかったので、まずなんとか文字を追えるようになったことを喜んでいた。

以前行った学習支援のボランティアに再び来ないか、という話になって行きたかったし、移動手段の予約などまでしたのだが、不安で調子が悪くなってしまい断念した。まだ早かった。卒論という目標がなくなった今、この先どうしたらいいかがまったくわからず不安だった。

 

2月

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仕事のことを考えたり、なんとなく暗い気持ちになったりしている。多分暇が多すぎたのもある。「大人から見た今の若者像」みたいなのを書いてみたくて(というか、わたしから見た都会の若者像って結構大人から見た今の若者像と近いと思う。根っこの部分では全然違う人に思える)、書いたら他の記事に比べてシェアされて嬉しかった。SF全然読んだことないなりのイメージSF日常編……みたいな。

自覚はなかったが、「サバイバー」から離れるべきなのでは、などのことも思っていたのだと思う。自分として生きるということが求められるが、それは一体どうしたらいいのかまったくわからなかった。まさに自分として生きている友人がいて、彼女とよく話をしていたように思う。「あなたはどうしたいの?」と聞かれて、「どうしたいとかはない」みたいな話を半泣きでしたのもこの頃かも。このままでいるのは嫌だ、ということをよく思っていた気がする。

 

 3月

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人と会うたびに多分こういう連想した話を書いていたっぽい。記憶の濃度の話、それすら忘れるぐらいにずいぶん普通に生活ができるようになった。よかったね……。

バイトを探していろんなサービスのところに話を聞きに行ったけど、まだ通勤の不安も強かったし、自分にできることはなにもないのでは……と思い踏み出せなかった。

大学も卒業した、特に3年以降は自分比で全然勉強できてなかったのに、なんか学部の優秀者として表彰されて「あ〜こんなもんなのか〜ウケ」と思った。結局大学入ってたときから出るときまで、調子がいいときも悪いときも、GPAで言えばずっと同じような位置にいた。自分の過剰さを改めて認識するきっかけになったかも。

 

4月

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多分自分を安心させるものについてこれ考えてたんだろうな……。

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今後のことをすごく考えた。都内で条件の合う仕事は見つからず、もうこれ以上ここでぼーっとしていたらダメになってしまう、と思って、ひとまずなにか動かすことに決めた。

その矛先が「自動車免許をとる」だったんだけど、おかしいだろ、なんであなた公共交通機関で死にそうになったりしてるのに、それらの不安に耐える必要がありつつ判断力がめちゃくちゃ必要な運転に向かったの……?

まあ、多分自分がこのままなにもできなくなってしまうのではと不安だったのだと思う。資格試験はわかりやすい目標になるからな。

 多分「自分の立場からものを言う」みたいなことへの関心が高まった。結局自分は自分以外の存在にはなれないのだから、今まで誰か(おもに権力のある人)の立場から(その人に都合よく進むように)ばかり物事を考えてきたが、そうではなく、わたしはわたしとしての意思を表明するのが結局全体のためにもなりうるのでは?と感じた。

 

5月

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免許取得のために本当に必死だった。ずーっと車乗るのこわいままだった……今もこわいけど、まあ最初よりはマシになった。結局全部試験も1回でパスしたんですけど、「あなたはすごく慎重だけど車を乗りこなせていない」「緊張しすぎ、もっと気を抜いて」と言われた。人を殺しうる乗り物に乗っていて気を抜くことできます???って感じだったが、たしかにわたしは緊張したり集中しすぎたりすると見える範囲が極端にせばまる。でも自信になったな。なにか1つをやり遂げられたということは。

 

6月

おぎゆかさんの進行管理のアシスタントを始めたのがこの頃。つまり新卒フリーランスの始まりである。双方初めてだったので、すごくゆとりを持ったスケジュールで始められたのがとても自分にとってよかった。時間に余裕はあるが、きちんと役にも立てる。このとき書いたタスク管理関連のslackbotのnoteは結構読まれたし、実際使ってもらえたのがとても嬉しかった。自分にとって、思っていた以上に他人の補助ができることは大事っぽい。

「失敗してもいいからやってみる」がちょっとできるようになって、LITALICOのライター・編集の業務委託に応募したりもした。選考途中で久々にめちゃちゃ調子が悪くなってしまい(たぶん気候とプレッシャー)、辞退することになって「お手間おかけして申し訳ねえ〜〜〜〜(土下座)」という感じだったのですが、すごくあたたかい返信をいただいて、余計好きになった。今後またぜひ応募して、働けたらいいなと思う。教育・福祉のフィールドでやってる企業としてとても好き。

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まだ半分?長い……

 

7月

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今いちばん時間を割いている、POLのメディアでの編集アシスタントの仕事が決まった。今は時間的には当初の予定の倍ぐらい、お金的には3.5倍ぐらいになって……3.5倍ぐらいになってるね!?マジか!びっくりした……

ずっと「今後の人生どうしよう」と思ってたのが、多分金銭が入るようになったことでちょっと落ち着き、自分にもできることが複数あるとわかり、本を読む余裕が出てきた。わたしは余裕がないと本もろくに読めないんですね……。多くの人はそうかもしれないが。『人間の条件――そんなものはない』を読んで、あー学ぼ、学ぶことは楽しい、と思ったりしている。

あとハロプロに興味もったのがこのときです、TLに流れてきた収録動画でえ〜〜〜歌ウマ!!!!と思った。アンジュルムが好き……

あっ、2年間ずーっと服薬をしてたんですが(最初は不安をおさえるもの、途中からは気分の上下の幅を減らすもの)、ここでついに飲まなくてもよくなった。頓服的に飲むように変わった。は〜〜〜〜よくがんばったね。この安定は、わずかだが金銭的基盤、貢献感を得られるようになったことが大きいと思う。よくわからない申し訳なさみたいなものが減った。

ただ、「なにかを与えることで申し訳なさが解消される」みたいなのは、一時的にはあったとしても、長期的にそうなってしまうことは、個人的にはあまり好ましく思っていない。ずっと差し出し続けることになってしまうので。

このあたりは、年末にかけて「そもそも申し訳ないことはないのでは?」みたいにすこーーーしずつ思うようになっている。

 

8月

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自分は「補助」に強く惹かれる性質がある、ということに気付かぬまま、補助をするもののよさの話をしている。この頃多分業務量が増えて、どう整理していいか困っていたはず。新しいことに慣れるまで1ヶ月はかかるな〜とかが認識された。以降毎月新しいことが始まる日々に……。

今確認したら、ほんとにアシスタント程度の働きではあるものの、あるプロダクトのパッケージデザインのディレクションをしていました……(〜12月)。アンケート作ってグラフとCOUNTA使った表作って議事録とってスケジュール考えて次のアクションを依頼して、みたいのを、アドバイスをもらいつつ全部初めてやっていた。よくやったな……。検索が得意でよかったなと思います。

あとは、嫌な気持ちになったときに、一旦「自分が他人だったら、自分がその状態にあることについてどう思うか?」というふうに考える手を覚えた。「嫌な気持ちになっているのってどうしてだろう?じつはそうなってもおかしくないことをされているんじゃない?」みたいに聞く。1人ではできないので会話文にして、自分役含めキャラを2人立てて考えることにした。もともと圧倒的に自責傾向が強いので、よいことと思う。別に誰にも迷惑かからないし……。

『マチネの終わりに』、かなり傷ついたけどすごくいい作品だったと思う。

あ!あとこのあとめちゃくちゃわたしの内面を変えるきっかけになる、推しと知り合ったのも8月だった。初めはお互い黙々仕事や勉強をしていたんですけど、マジでこのとき知り合ってよかった……。

9月

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業務をもう1つ増やした、というか形が変わって継続された(合同会社化した大島悠さんのアシスタント)。比較的作業に近い感じの仕事をしていて、それによる精神の落ち着き……みたいなのが得られていたり、作業の中でいかにうまくやるか、みたいなことに集中できたりして楽しい。普段たくさん考えるべきことがある中で、「相手が使いやすいものを作る」という目的のもとで一定のクオリティのものを出す時間は、なにかから解放されている気がする。考えてばかりでは脳が疲れるからな。

リモートでとにかくひたすらやることをやる、みたいなのに疲れて、人と話した〜〜〜い!と思うようになった。改めて、わたしの心は別にフリーランスにもリモートにも向いていない、それなのに体が、今の社会ではそれ以外の働き方が難しいね……と思うなどした。

8月に知り合った推しと、作業だけでなく雑談もするようになり、その心のきれいさというか、なんというんだろう……まっすぐさ?善良さ?に感動した。こんなに人の(というかわたしの)話をきちんと聞いて、丁寧に答えてくれて、不正確なことを言うのを避けようとする人がいるんだな……と思った。別にコミュニケーションが得意な人ではないからこそ、その真摯さがよく伝わり、なんか本当感動するんですよね……。

しかし改めて考えると、女性でそういう人はたくさん知っている。わたしは知らないうちに結構はっきり男女を分けていて(それはもちろん男性を好きだからというのも関係しているが)、なぜか自分が心地よいと感じられる関係を構築することを、男性に対しては求めてこなかったんですよね……びっくり……。それに気づいたのは12月です。

 

10月

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なんかめっちゃ漫画読んでるな。多分ストレスを強く感じていたのではないか。漫画はストレス強いときでも読める……。町田啓太さんの顔のよさにキャーキャー言うなどしてますね。

仕事中や私的関係において、「迷惑をかけたくない」「なにかをお願いすることが申し訳ない」と感じてしまうことが多く、これをどうにか解決できないかと考えていた月っぽい。

「一方的に迷惑をかけているということは実はそんなになく、人はなにかを選ぶときにリスクも考えているはず、その上でわたしのヤバさも承知で選んでくれているのでは?気に病みすぎる必要はないのでは?」みたいなことに、多分気づき始めている。まだ自分もリスクを考える必要が生まれてくることについては気づいていない(リスクを考えずに自分の気持ちに従った行動をしてご迷惑をおかけしたりした、関係者全員に申し訳なさすぎてめっちゃ謝った)。

引き続き推しと定期的に話していて、この人と話すと本当に楽になるな、なんでこの人こんなに優しいんだろうと思ったりした。そして「自分が大切に扱われる」ことに慣れ始め、(もしかしてこれが「通常」なのでは?自分はこうされるべき存在であって、これまでなぜか自然と他者からの要求を受け入れてばかりいたが、対等なのだからわたしも要求していいのか?)と思い始めた……のだと思う。実感は伴っていないが。

 

11月

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数年前に知り合った友人と、ある誤解から久しぶりにやりとりが生まれて、そのときの対応を「誠実」と称された。

仕事をする中でも、「人に優しい」「やりとりが丁寧」「(きちんと連絡を入れるなどの意味も含めて)誠実」等と褒めてもらうことが圧倒的に多く、あれ、もしかして今のわたしの大きな売りって「やさしさ」と「誠実」……?と思うなどした。

これまで人生の多くの時間を費やして所属してきた学校、特に高校までの組織において、やさしさや誠実さは利用されやすいものでしかなく、役に立つシーンなんてほぼない(なかった)。同時に、やさしさや誠実さというのは誰もが持っているものであって、評価の俎上に上がるものですらないとも思っていた。

それなのに、働き出してみれば、そもそも目立ったスキルのないわたしを紹介してもらえるのは、「まじめで誠実だから」「丁寧で親切だから」みたいな理由が多くて、「えっそれってそんなに役に立つんですか?あと人がやろうと思っても真似しづらいんですか?マジで?」とびっくりすることが複数回あった。

気質そのものはスキルではないかもしれないが、その気質が生み出す仕事におけるよさがあり、そういう意味で、案外ビジネスシーンでわたしの気質は使える、ということがわかった。これらのわかりは、「ああ、自分が大事にしてきたものには意味があったし、わたしはこれらをこの先もきっと大事にしていくだろう、それで今後もなんとかなるのかもしれない」という、今までにない大丈夫感を生んだ。

そう思えたのは仕事先の人や推しが具体的に「こういうところがこのようにいい」と褒めてくれたからで、マジで感謝しかないんですよね……。すべての仕事の連絡のもととなったTwitterと、声をかけてくれた人たちに感謝しつつ、そうなったのもこれまでのわたしの振る舞いがあったからだな、ということを素直に受け取れた。

働き始めて半年を振り返るnoteも書いた。本当はもっと同様に困っている人の参考になるような内容にしたかったが、前述の通りご縁〜という感じの仕事の始まりなので、営業をしたわけでもなんでもなく……。もし営業とかする機会があれば、その方法は全部書き残すつもり。

 

note.mu

 

12月

は〜〜〜やっと12月に来れた……12月のブログはさっき書いて、もうだいたい全部大事なことは書いた。

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自分の能力とか、性格とか、そういうものに自信をもった1ヶ月だった。やっぱ1回自律神経失調症(もしくは超軽度のうつ)になってから、明らかに脳がうまく働く時間は減っているし、こなせる仕事量も少なくて悔しいのだが、なにもできないわけではなく、後から身につけてきたものと生まれ持ってのものの両方に価値があると感じた。それってすごいことで、これはいずれ、自分がなにもできなくても、それでいいと思える日が来るのかも?と思って、うわ〜すごい、人間的成長……と思いました。

 

この1年間で、他の人のやさしい振る舞いや誠実な振る舞いに助けられるシーンが本当に多くて。これまでだったら、そのよさはあくまで他者の振る舞いに限定されていたんだけど、今年は「あー自分も同じことをできているんだな」と思うことができた。ラスト2ヶ月ぐらいでの話なんですけど。

これまでは当然のように思っていた「やさしさ」「誠実さ」の素晴らしさがわかったこと、それを自分が発揮できていて、それも素晴らしいことなのだとわかったこと、そして「やさしさ」「誠実さ」のかたまりみたいな人と知り合って心から大切に思えたことは全部つながっていて、本当に、かなり、主に自分に対する考え方が変わった……。

 

 卒業後のことがなにも決まっていなくて、ただただ焦燥感があった1月、あれからまだ1年経っていないなんて信じられない。本当にあっという間に終わってしまった。

焦ることはたくさんあったけど、その都度できるだけ問題を切り分けてみたりだとか、相談してみたりだとか、自分がなにを本当は不安に思っているか何度もしつこく確認したりだとか、いろんな対処法を身につけられた1年だと思う。

 

なんだかやっと、自分の心身のことも少しは受け入れられた気がする。

気持ちはせっかちで変化が好き、新しくなにか学ぶのも好き。人のためになることをたくさんやりたくて、自分の倫理に従うものであれば手法は問わず、人がつらいなーと思うのをなんとか防ぎたい。自分より他者に興味があって、生活することより働くことが好き。

でも身体には限界があって、あまりにぎやかで人が多いところにずっとはいられないし、静かじゃないと気持ちが休まらない。脳ががんばれる時間に制限があって、無理をするとすぐ調子が悪くなる。だからそんなにたくさん頭を使い続けることは今はできないし、新しいことをどんどんやるのは避けたほうがいい。生活リズムや栄養バランスの影響もとても大きい。

ずーっとこの心身の志向性の違いに悩んでいたけど、現代なら両方が満たされるようにすることもできるかもしれない。ずいぶん前に読んだ脳の可塑性のことも信じている。幸い努力は嫌いじゃないので、まだまだ自分の人生はよくなる、と思える。

つらいときにうっかり死ななくてよかった。今年もたくさん支えてくださってありがとうございました。来年もどうかよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えくださいね。

いけいけいきとしGOGOだよ〜


2018年12月

本……読んでないね……?

めちゃくちゃ好きな絵柄の漫画と推しでドーピングしながら、ほんとに仕事を……頑張っていました……。各所からのいたわりやねぎらいが身に沁みた……。来年は毎日10分はきちんと本読むようにしようと思う。

25時、赤坂で (on BLUEコミックス)

25時、赤坂で (on BLUEコミックス)

 

 夏野寛子さま この世に生まれてくださって ありがとうございます……

コーチングのプロが教える 「ほめる」技術

コーチングのプロが教える 「ほめる」技術

 

 コーチングは前々から興味あって、こばかなさんTwitterでオススメしてるの見て買った。読めてませ〜〜〜〜ん

 あとPrimeReadingで複数、お金関連のものを入れたけど、読んで、ないね……。

 

・今月はすでに持っているもので一生懸命考えた時間が多かった。特に今のメイン職場には、自分よりはるかに検討するのが上手な人がいて、その人の考え方をできるかぎりコピーしていこうとたくさん真似した。

・わたしは多分技法として覚えるよりも(まあそれもわりと得意だけど)、誰かをそばで見て、その真似をし続けることで習得するのが早いと思う。実践は応用例だから、応用のやりかたがわかれば共通する公式がわかる、みたいな、帰納法的なやり方(合ってる?)のが得意なんだろうな。

・3人寄れば文殊の知恵というけれども、見事にタイプの違う3人が中心になっているので、普通に働くだけでも得られる情報がめちゃくちゃ多い。それもあって、本とかを入れる余裕がなかったな……。

・キャリアカウンセリングをしてる人と初めてゆっくり話して、「学習が苦痛でないこと」「人への優しさ」「誠実さ」などは強みで、それがいかせる仕事はあるよね〜と思った。「ハルカさんはなんでもできますよ」と言われて、人を育てるいい手法〜!と思いつつも、「あーわたしって、たしかに自分が検索したりして試しにやってみることはわりとできるなーと思ってたけど、ほんとにそうなんだ!」って思ってすごく自信になった。これからも多分困ったときとかに思い出すんだと思う。わたしはなんでもできる(可能性がある)。

・人事とかいいんじゃない?って話が出て、たしかにわたしは人に不利益をもたらさないために一生懸命になれるし、結構いいのかもと思った。マッチしないものは双方にとってよくないから、絶対悪いとことかも話すしな……。転職経験者に「あなたが人事でいたらよさそう(会社の印象は悪くない)(意訳)」と言われたのも嬉しかった。印象は他者がもつものだからな。

・結構ドドドと業務が来てしまったときがあって本当にしんどかったんだけど、普段からお世話になっている人たちが心からねぎらってくれて、それがとても嬉しかった。わたしが普段なんとも思わず自然に心から言っている「気になることがあったらなんでも言ってみてくださいね」「ご無理なさらず」「お仕事のここがすごくよかったです、本当にありがとうございました!」みたいなのが、言われる側になるとこんなにも……こんなにも……嬉しいのか……(涙)って感じでした。

・今月は寒かったのもあって結構しんどくて、あと編集業務にど〜〜〜〜〜〜してもとりかかるまで時間がかかってしまって、わりと困った。手をつければきちんと進められるのに、さわれない。これあんまり続くとよくないよなあと思って、理由を探してみたんだけど、やっぱりそもそも人(の文章だが……)に指摘をすることへの苦手意識、そもそも自分にそんな責任ある仕事ができるだろうかという自信のなさ、などが大きいのかなあと思った。このあたりは勤務先にも相談して、まあ編集にこだわらなくてもいいかな、と思った。そもそもわたしは「編集がどうしてもしたい」のではなく「必要なことならなんでもやる」で編集業務もやらせてもらったので。もちろんもっとできるようにはなりたいし、引き続き編集業務を担当する媒体もあるが、そこだけにならなくてもいいな。できて損はないし学習したいけど、気質の問題だったら無理はしないほうがいい、無理は誰のためにもよくない。

・で、ちょっと推しの話に……ふれざるをえないんですけど……。上記のように、「無理はよくない」の範囲に自分が入るようになったというか、自分の感情をよりきちんと理解して、大切にしようと思うようになったのは、どんな話をしても推しが都度「そうなんだね」「それは大変だよね」「よかったね」などと心からの共感を示してくれたからで、あ、ちょっと泣きそう〜〜〜、そうなんですよ。

・今月は推しが東京に来る用事があったためにそこに合わせて全部仕事の都合をですね、合わせさせてもらって、1週間程度東京にいて。ほぼ仕事してたんですけど、合間に推しと会ったんですよね。そしたらすご〜〜〜〜い楽で。前世で親友だったか?はたまた生き別れのきょうだいか何かか?と思った。いや〜まさか異性と過ごしててこんなに楽なことがあるとは。不快なことが1つもなくて、なんだろう、なんてことないんだけどちょっと嬉しいことを、全部自然にしてくれるんですよね〜〜。意味わからん。どうなってんの? 大切に思っている人にごはん代出してもらっても全然嫌じゃないことがあるんだな、とか、逆に人の分のお代を出してお礼を言われるとこんなに嬉しいんだな、とか、前に自分がした話を覚えていてくれるのは嬉しいな、とか、そういう小さいのがたくさんあって、あ、泣きそう、でよくよく考えてみると、それってわたしが他者に対してよくしていることでもあったんですよね〜〜〜。え、わたしってこんな、人に、よさを与えていたんだ!ということを彼を通して知って、自分てすごいじゃん、って思った。わたしって、すごかったな〜!

・で、わたしの推しに対する感情って今までのラブや異性の友人に対するものと明らかに違っていて、すごく好きで大切だが緊張しない、神経の過度な興奮もしない、とくに性的魅力を感じるわけではなく、ただただ穏やかで安心できるというもので、それなんなんでしょうね。まあ別に推しに言う必要は特にないか〜でもこういう人と付き合ったら穏やかで楽しいのかな〜とか思ってたところ、さまざまなアクシデントがありそのあたりの話を率直にするターンが生じてしまった。

・そしたら「あなたのことは信頼できるし話していて楽しい、あなたと一緒にいたら、自分一人でいるより確実に幸せな時間は増えると思う。でも、自分が付き合いたいと思うのは、自分の感情を大切にしている人で、自分の中に譲れない核みたいなものがある人。そして感性が近くて、どうしてもこの人じゃなきゃ嫌だと思う人。だから、多分あなたと付き合いたいと思うことは今のところはないと思う(意訳)」というふうに言われてね〜、どれもごもっともだった!そして推しがそれらを大事にしているであろうこともほんと〜〜〜〜によくわかっていて、適当にとりあえず付き合う?みたいなのはない人だとわかっていたので、だから「わかる!」て感じでしかないんですよね……わたしはそういうのをはっきり言うような誠実さもすごい好きで、この人は本当に人間が大事なんだなと思った。

・たださ〜あれなんですよね、推しと関わることでわたしは自分を大切に扱うことを実感として学んでて、実践できるようになってきて、そんで自分の核は他者だし譲れなさは人を大切にすることだなーとわかって、それは推しの言う「核」とは明らかに違うんだけど、わたしはわたしで自分がそういう人間なんだなということに気づいたんですよ。でも感性だけは全然違うから無理っすわ、わたしはあまりにも違うから推しのことが好きなんだし。他人が超好きで、違うからこそ時間を共有して人生をタッグ組んでやっていきたい人と、1人になる時間がとても重要で、自分と同じ世界の見方ができる人と静かにすごしたい人は、そりゃ交際相手に求めるものも違うよね。と思って、だから超納得したんですよね。そしてそれだけきちんと説明してくれるところが本当に好きだな……マジで……。こんないい人間いるか?

・というわけで、推しのことはこれからも推していくことにしようと思いました。彼と関わったことでめちゃくちゃ自分に対する考え方が変わったし、いいことしかなかった。そんなことあります?偶然知り合えてよかったすぎる。これからも健やかにすごしてほしいし、なんか……お互いの幸いを祈り合える間柄だと思うんですよね〜ヤバくない?なんなんだろうね。知り合って4ヶ月とかの人間にそういうこと思えるんですね。すごい。

・そんな感じでなんとか仕事も納まって、今後どうやっていったらいいのかな〜とか思ってた推しとの関係もいい感じに定まって、多分これからへこむこともあると思うんですけど2018年かなりカタがついた気がする。2018年に築いた適当な関係はぜ〜んぶなくなっちゃったし、真摯に向き合ったものだけが残ったな。2019年も全部真摯にやっていきたいし、そのために余裕をもっていきたい。また2018年総振り返りの記事は別で書きます(書いてます)。自由に文章書くの楽しすぎる、こんなん一生飽きないな。今ブログ書いてたらアメトーーク録画するの忘れてたの気づいて焦ってます、年末年始はお笑い番組が多いからね……。

2018年11月

 

1122(4) (モーニングコミックス)
 

 痛すぎるシーンがあってウウッとなった、男性閲覧注意なレベルなのでは……

 

 真修……ここからどうするんだろうね……?

 

 

冬知らずの恋 (onBLUE comics)

冬知らずの恋 (onBLUE comics)

 

 BLなのですがめっっっっっっっちゃ絵がきれい。すごい。表情がかわいい。作者は新人さんらしい……うそでしょ……よすぎて感想リプライを送ってしまった。手紙だとどうしても億劫になってしまうから、インターネット、ありがとう……

 

違国日記 3 (フィールコミックスFCswing)

違国日記 3 (フィールコミックスFCswing)

 

 3巻!!新キャラも今後どう関わってくるか気になる。つらさも率直に描いてくれるところが本当に好きですヤマシタトモコさん……。

 

・今月は10日間ぐらい東京にいたんだけど、季節の変わり目に負けてまんまと体調を崩してしまった。どうも1週間ぐらいが限度なのかもしれない。住んでいる地域は大学が多いのもあって、夜ちょっとうるさかったりする。伊豆の静かな夜に慣れていると、そういうのはちょっといやだ。というか、「ちょっといやだ」程度にしか感じていなかったが、ストレスはとてもあるんだなと認識した。一緒に働いている人が、東京だけど静かな地域をいろいろ教えてくれたので、そのへんにAirbnb使うとかして泊まってみたいな。

・というのも、来年度で弟が大学を卒業する。ずっと来年度来年度と言ってきたが、ほんとにあっという間に迫ってきた。あと1年ちょい。それまでに、自分の働き方含め、どこで生活するのか、どういうふうにやっていきたいのかなどを検討したいなと思っている。一緒に働いている人の中に検討のプロがいるので、彼の方法を真似してやってみようと思う。

ツイキャスのログをとることにした。ツイキャスでなくてもいいんだけど、定期的になんらかの媒体で音声を残したいな〜と思っている。わたしは素人がしゃべってるのを聞くのがとても好きで、同じような人はいると思うので一定の需要はあるのでは?と思う。いつかしゃべる仕事をしてみたい。楽しいから

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・別に月が変わるからとかではないのだが、明日スマホを変える予定。3時間とかで充電がなくなるポンコツ仕様になってしまっていたので、助かる。Androidの本体の安さ(iPhoneと比較してなので、別に安くはない)に驚く。PCはappleだから同期とか考えたらiPhoneのがよさそうなのに、やっぱ10万とかするのはビビる。東京・地方で比較するのはそんなにかなあと思いつつも、東京の普通が地方の普通とは違うことを改めて思う機会が何度かあった月だった(賃金とか流通とかの話)。

・仕事で新しいことが始まった、ていうか逆に6月から新しいことがなんにも始まってない月なくない?大丈夫か?5月も車の免許とか取ってるし、今年度どうしたのかな?収入はお小遣い程度から扶養抜ける準備をする程度になりました。今はもてる業務がこれでいっぱいな気がしている。と書かないと多分請けちゃうので、書いておく。新しいことをどんどん吸収したい気持ちはあるが、多分そろそろ一旦落ち着かせて、余裕をもたせるのがよいのではないかと思う。

・この半年をまとめたnote書いた。というかひと月前ぐらいに書いてたのをちょこちょこ書き直して投稿した。8000字弱あってウケたけどスクロールバーの小ささに気づかなければ読めなくない分量だと思う。スクロールバー小さいとなんか読む気うせません?「うわこんなにあんのかよ」って思っちゃう。あれは分厚い本を手にしたときの「うわこんなにあんのかよ」なのだろうか。分厚い本を手にしたときにそう思ったことがないのでわかりませんが、近いような気がする。

note.mu

・やっとちょっと収入が増えたので(ここから税金年金等々でめっちゃ引かれていきますが)、家に自分の生活費を入れることができそう。分離していくために必要なことだと思うので嬉しいです、その分のマイナスが気にならないくらいの収入はほしいよね……と思うが、実際伊豆でなら今でも十分生きてけちゃうんだよな。自分がなにをどこまで求めるかの問題なんだなというのがわかってきた

おわりです。急にめっちゃ寒くなったので、風邪などひかれませんよう。わたしはあずきのチカラを再購入予定です(今持ってるのは誕生日にほしいものリストから送っていただいたやつですが)。

 

 

妄想ラブレター

お久しぶりです。突然手紙を書いたりしてごめんなさい。これが無事あなたのところに届いたのなら、今さらなにを、とびっくりしたと思います。もう引っ越しているかもしれないね。本当はちょっと引っ越していてほしいです。

中学生になった姪が、好きな人に手紙を書くということで、添削を頼まれて。添削って、そんな、ラブレターはきちんと気持ちを伝えればそれだけで十分なのに……と思ったけど、一応見て。誤字脱字だけ確認したときに、はたとあなたのことを思い出しました。元気にしていますか。

 

わたしは、あなたが校閲しているのを見るのが好きでした。気に入ったペン、気に入った消しゴム。さんざん吟味して、一番いいと思ったものしか使わない、そういうところも好ましく思っていた。落選したものは全部わたしのところへ回していましたね。今もボールペンはゼブラのサラサが1位なんですか?

今だからわかるけど、わたし、あなたといるときはいつも、「キチッとしていなければ」と思っていたようです。あなたは気にしなくていいと言ったけど、どうしても、「間違ったら呆れられるのでは」と思ってしまって。一緒に仕事をするうえでは本当に頼もしい、その目で見られることに緊張していた。別にあなたは、わたしが正しいから好きになってくれたわけじゃないのにね。

すぐメールを打ち切って電話にしたがっていたのは、口頭でなら間違いがあっても許されるかなと思っていたからです。文字に残ると、どうしても仕事を思い出しちゃうかなって……。そういうことすら相談できなかった。聞けば早い話でした。すみません。

 

わたしは今も編集をしています。今度、校閲を長くやっている方が、うちで本を出すことになりました。その担当をする予定です。あのときは不得意だった構成も、ちょっとはマシになっていると思います。

無事に完成したら、送ってもよいでしょうか。転職を重ねるうちに、編集を始めた頃の自分を知っている人とはだんだん遠くなってしまって。最初の最初を知っているあなたに、目次だけでもぜひ読んでほしいのです。目次を読んだら全部読みたくなるようなものを、みなさんと協力して、きっと作ります。

 

そろそろ終わりにしようと思います。誤字脱字は確認しましたが、表記ゆれは見逃しているかもしれません。赤字を入れて返送してくれてもかまいません。

落選するのがこわくて自分から降りてしまいましたが、あなたのことが本当に好きでした。ありがとう。健康を祈ります。

 

 

 

shibuyaso.com

これを読んで、なんか書いてみようかなと思ったので。

2018年10月

今月もあっという間でした。

 

世界音痴〔文庫〕 (小学館文庫)

世界音痴〔文庫〕 (小学館文庫)

 

 推しが好きと言っていたので読んだ、『もしもし(略)』よりかなりクセが強く、この人結婚してかなり落ち着いたんだな……と感じた。しかし前述した著作に比べて自身の短歌が多く載せられていて、よかった。わたしはやっぱり言葉の飛躍があまり得意でないのだが、それでもなんとなくいいなと思うものがいくつかあって嬉しかった。なんとなくいいというのはすごくよいことだと思う。

 

 A子さんの恋人、友人に借りて3巻ぐらいまでは読んでいたのだが、正直(フーン?)という感じでいた。ところが、今回4巻以降を読んだらあーっみなさんこういう感じの人々だったのか!と一気にキャラへの理解が進み、とても好きな作品になってしまった……びっくりした……。Aくん派です。

 

レズと七人の彼女たち 1巻

レズと七人の彼女たち 1巻

 

 Kindle0円セールになっていたので。中村キヨさんの漫画は本当におもしろいね……

 

にがくてあまい 1 (EDEN)

にがくてあまい 1 (EDEN)

 

 Kindle0円セール。食べ物系

 

 これもKindle0円セール。タイトルだけ知っていたけど、たしかに、いいね……。食べ物系。

 

中学聖日記 1 (フィールコミックス)

中学聖日記 1 (フィールコミックス)

 

ドラマ化に合わせたお試し0円セール。内容に結構ハラハラしているのですが、さっきドラマのほうも見たらとにかく顔がいい俳優さんが揃っていてすごかった。劇団EXILEの町田啓太さんのお顔がめちゃくちゃ好きです

 

 Kindle0円セール。なんかSF萌え系なのかと思ってたら設定がちょっと変わってるだけで日常系で非常によかったです……機会があれば続き読みたい。

 

町田くんの世界 1 (マーガレットコミックス)

町田くんの世界 1 (マーガレットコミックス)

 

 恋愛系かと思ったら思わず好きになってしまうようなめちゃくちゃな人格者町田くんの話でした。心がきれいになる……

 

穂村弘の、こんなところで。

穂村弘の、こんなところで。

 

図書館で見つけた、資生堂花椿に載せられた対談集。 朝吹真理子さんとの対談や、瑛太さん、蒼井優さんとの対談が特に好きだった。

 朝吹さんの作品(と言っても『きことわ』しか読んだことがないのですが)の儚さは、「今という瞬間しかない」に由来しているのかなと思ったりした。他の作品もいくつか読みたいな。

 

しょうがの味は熱い (文春文庫)

しょうがの味は熱い (文春文庫)

 

 タイトルがいいな〜と思って借りた。綿矢りささん、おもしろいんだけど、読むとなんか調子が崩れることが多いな……多分リアルな不穏さに引っ張られるんだと思う。

 

ラヴレターズ

ラヴレターズ

 

 短い文章ならたくさん読めるかなあと思って。春風亭一之輔師匠が書いているのも気になって借りた。村田沙耶香さんも文章を寄せていて、一体なんにラブレターを書いたのだろうと思ったら宛先がコンビニで、この人は本当にぶれなくていいなと思った。それだけコンビニに本気で感謝しているんだろうなと思う。

 

ぼくには数字が風景に見える (講談社文庫)

ぼくには数字が風景に見える (講談社文庫)

 

 数学関連の研究をしているライターさんに教えてもらって借りた。まだ読み途中だけど、数式を独特の図で表記して解を出しているところがあって、もう本当にわたしには理解できないけどすごい世界があるんだなと思った。すごいとしか言えないね……。

他にもいくつかおもしろそうな本を見つけられてよかった。もうすぐ東京にまた行くのだが、それまでには多分読みきれず図書館へ返してしまうと思うからログを残しておく。

 

20の短編小説 (朝日文庫)

20の短編小説 (朝日文庫)

 
ふくわらい (朝日文庫)

ふくわらい (朝日文庫)

 
独り居の日記【新装版】
 
銀色の翼

銀色の翼

 
私の中のわたしたち――解離性同一性障害を生きのびて

私の中のわたしたち――解離性同一性障害を生きのびて

 
男だけの育児

男だけの育児

 

 

・今月は初めて文章の編集をした。これまでライティングや校正をしたことはあったが、ここまで思いっきり(といってもライターさんが素晴らしい記事を書いてくださったので編集すべき点は少なかったのだが) 手を入れるのは初めてで緊張した。よりよくする方法を考えつつ、ライターさんの文章の個性を残し、書きたかったことを尊重するということができるようになりたいな。来月からは担当編集数が増える予定なので、ドキドキしている。先輩に適切に助言をもらいつつがんばってやりたい。

・上記に関連するのだが、編集を初めてやってみて、その静かさと楽しさに驚いた。最近は人が相手の、スピードも大切な連絡仕事が多かったのに対し、文章はじっとしているから伊豆の夜にとても対峙しやすい。めちゃくちゃ勉強しがいのある分野だなとも感じていて、他人のものを自分がさらによい方向に持っていくことがはたしてできるのかという不安は超超超あるが、ビビりつつも今後長い時間を費やして取り組んでみたい業務かもしれない、とも思った。

・それに時間を割くために、ディレクション関係の業務を1つ減らすこととなった。先方に相談したところ、「ハルカさんのやりたいことが見つかったなら、ぜひそっちに時間を使ってほしい」と快く応じてくれて、本当にいい人ばかりと仕事をさせてもらえているな……としみじみした。この方がお仕事を依頼してくれたことが、わたしの回復の大きな一要因となったこともあり、とても感謝している。今後パワーアップして、また力になれたらなと思っている(し、実際ぜひそうしましょうね〜ということになった)。

・noteで「新卒フリーランスになって半年経った」的な記事の下書きを始めた。11月終わりに公開するつもり。半年を振り返って、ほんとに他者の力なしでは成り立たなかったな〜と思う。よければ読んでね。

・秋ドラマ、「中学聖日記」が倫理的にアレだよな〜と思って録画を溜めていたが、見たらキャスティング担当の好みが完全にわたしと一緒でまんまとキャーキャーしている。黒岩くん役の岡田健史さんも、婚約者・川合役の町田啓太さんも、かっこよすぎんか……劇団EXILEの力を見ました……吉田羊さんもキャラがとてもよいです。

 

・寒くなってきたり生理がめちゃ遅れたりで気分の落ち込みと脳のモヤ〜感、不安感が久しぶりに結構あった。とはいえ1週間ぐらいで抜け出せたのでよかった。今後もあるとは思うけど、抜けられたぞ、ということを覚えておきたい。

・主に私的な関係でちょっと悩み、様々な関係についてのスタンスを考えてみるなどした。

10月もよくやった。みなさまもお疲れさまでした。

東京駅の夢

ああ、またこの夢か。
手のひらににじむ汗をごまかすようにぎゅっと拳をにぎる。

 

誰かとの別れが近づいてくると、きまって東京駅の夢を見る。たいした思い入れもない東京駅で、中央線が来るのを待っている。少し離れたところには、これから別れる相手が立っている。今回は一体誰なのだろう。とっくに見当はついているのに、わからないふりをする。なんとか自分の脳を騙して、夢でぐらいは別れずにいたい。

「もうこの人とは会わないだろう」と確信するのは、現実ではいつも別れ際だ。ごはんを食べるなりなんなりして、駅について、それじゃあ、のそのとき。強烈な寂しさが肋骨のあいだを吹き去るのを、口をぎゅっとむすんで耐える。「もう一生会わない人」が増えるたび、駅に別れのイメージが強く染みつく。

そのイメージが夢にまで持ち込まれて、わたしには中央線のオレンジが少しでも遅く到着するよう願うことしかできない。どうか来ないで、来ても停まらないで、わたしを乗せていかないでとどんなに強く念じても、東京駅ではすべての中央線が停車する。都合のよいロケーション。見送ることはゆるされない。

アナウンスが流れて電車が向かってくる音がする。諦めて、隣に立つ人の顔をぐっと見上げる。ああ、やっぱり。この人とももうさよならなのか。横顔からは表情が読めない。どう思っているの。あなたも別れたいと思っているの? あなたは今どんな夢を見ているの。声に出したら震えてしまいそうで、むすんだ口を開けない。

 

「それじゃあ」

 

「またね」とは言ってもらえない。以前「またね」と言ってみたことはあるが、悲しそうに笑われてつらくなった。夢でまでつらい思いをしたくない。もう再会を思わせる言葉は言わない。

 

「それじゃあ」

 

何度やっても語尾が揺れるな。そう思いながら、いつも通り左から2番目の位置に座る。相手が発車を待たずに背を向けるのを確認して、ふうと息を吐く。こぼれる涙をハンカチでぬぐって、目が覚めるのを待つ。

2018年9月

いつも通り下書きから今月分のものを引っ張り出して更新しようとして驚いた、下書きがなかった……。

それはつまり本を読んでいなかったということでもあります。今月はなんか……ドタバタしていたわね……。

 

もしもし、運命の人ですか。 (角川文庫)

もしもし、運命の人ですか。 (角川文庫)

 

後述する推しが穂村弘さんを好きだということで、話題にこの本の一部が上がったので読んだ。話題に上がった部分だけ読んだときは結構クセがある人なのかなあと思ったが、全体的に軽く読みやすい。全部で十行分ぐらい、スッとは読めない比喩のところがあって、短歌等をやる人の文章だ……と思うなどした。最近になって気づいたが、わたしは歌詞とか詩においてよく見られるような文章の飛躍にあまりうまくついていけない。

 

 1巻無料になっていたので読んだ、咄嗟には名前が思い出せないのですが、宝塚が好きな男の子、いいですね……

 

・今月は人と積極的にコミュニケーションをとる月だった。先月、業務中人と話さなすぎるストレスを解消するためにおこなっていた、インターネットで知り合った人たちと話す行為によって、数名仲良くなった人がおり、彼らとは定期的に話す仲になった。そしてその中に推しが出現したのですが、とてもいい人なので幸せでいてほしい、具体的には満員電車に乗らずにすむ生活を送ってほしい。

・月のなかばに東京に1週間ほど滞在した。友人たちと会ったり対面で仕事の打ち合わせができたりして嬉しかった。このときに、友人に初めて化粧品を贈らせてもらったり、人生で数度目の焼肉屋さんに行ったり、いつもの友人とチェーン店で話したり、喫茶店の店主さんに旅行のお土産もらったりした。楽しすぎて死ぬかと思った……

・東京にいる間に、友人に写真を撮ってもらった。そのあともう1人の友人と合流して果物を食べた。どっちも初めてのことで超超よかった、嬉しすぎてとてもにこにこしていた。友人には1時間で100枚くらい写真を撮ってもらって、10枚くらいもらったのだが(仕事がはやい)、非常によく、他人に写真を送る必要が生まれたらこれを送ろう……と思った。いい表情を撮ってもらえて、自分の顔いいな〜と感じました。

・9月も新しくお仕事が始まり、そこでは校正とかリサーチ業務とかをやっている。どっちも好きな仕事だなーと思う。なんと10月からもちょっと新しいことをやるので、よく準備してなんとかやりきれたらいいな。これで多めに見積もって平日5日、毎日5時間ぐらいずつ働く感じになるのかな。つい休み忘れて稼働して疲れる、というのをやってしまいがちなので、10月は21時以降は仕事をしない(起きるのが遅いので)のをルールにしてやっていこうと思う。

・台風の影響かめちゃくちゃ眠い日が続いてたいへんだった、みなさんは大丈夫でしたか。被害など含め。安心安全に暮らしたいですね。