とっちら

好きなことを取っ散らかします。

2018年4月

私をくいとめて 作者: 綿矢りさ 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2017/01/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (5件) を見る 再読。このべたつかない感じが好きでちょこちょこ再読している。 ふたつのしるし (幻冬舎文庫) 作者: 宮下奈都 出版…

目が覚めると早朝だった。わたしは真っ白くてふかふかなベッドで眠っていたらしい。知らない部屋。壁も白くて清潔だが、病院みたいな無愛想さはひとつも感じられない。常に誰かが生活している、きちんと呼吸をしている部屋だと思った。 久しぶりにこんなふう…

我々はどこまで考えればよいのか──滝川裕英編『問いかける法哲学』

最近、なにかを読んで考える、みたいなことが著しく少なくなっていて、考え方を忘れてしまったのでは……と思い、この本を引っ張り出してきて読んだ。 問いかける法哲学 作者: 瀧川裕英 出版社/メーカー: 法律文化社 発売日: 2016/09/20 メディア: 単行本 この…

2018年3月

3月のまとめです。 ひとり空間の都市論 (ちくま新書) 作者: 南後由和 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2018/01/10 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 飛ばし読みした。わたしが興味あるのって都市じゃなくて都市に興味がある人だなと気づ…

記憶の濃度

記憶の濃度の話をしたい。 ひどく調子の悪かったとき、わたしは文房具の陳列棚の前で立ち尽くしたことがある。何を買うかもあらかた決まっていたのに、そしてそのペンが並んでいる棚の前に立ったのに、「たくさん並んでいるものの中から特定のペンを選ぶ」と…

質問

こんな質問をするのは、きっと応えてくれると思える人にだけなんだけど。あなたはどんな時間が好きですか。 わたしが一番好きな時間はですね、たぶん、誰かと一緒に歩いている時間です。それはスカイツリーに向かう道であったり、スーパーに向かう道であった…

15と最後を待つ

好きな人はあんまりツイートをしない。数日に1回、読点すら入る余地のないごく短いツイートをするだけ。そのかわりに、毎月15日と最終日に、長めのブログを更新する。たぶん3000字はある。寝る前に電気を消して、ベッドに入り、スマートフォンの光を弱めて好…

わかれめ

「こんばんは」「こんばんは」「お久しぶりですね」「ね。……ピアス?」「ううん、イヤリング。道具屋でもらったんだけど、」「道具屋?RPGかな?勇者かなにか?」「違うよ、古道具屋。」「あーはいはい。買ったんじゃなくてもらったの?」「うん。古道具屋で…

2018年2月

みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの? 作者: 西村佳哲 出版社/メーカー: 弘文堂 発売日: 2010/12/01 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 1人 クリック: 20回 この商品を含むブログ (8件) を見る 読みかけだったのを読み終えた。料理人松國栄一さん…

三畳分の生活

三畳プラスアルファで生活している。プラスアルファというのは、狭い意味では収納で、広い意味では銭湯とかカーシェアリング、レンタサイクルにスーパー、コンビニ、花屋、などを指す。 寝られればいいから部屋は三畳もあれば十分で、だいたいのものは人と共…

2018年1月

月ごとにどんなことをしたのかなどを記録していきたいな〜と思ったので、とりあえず読んだ・読みかけた本をメモしておく。 目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書) 作者: 伊藤亜紗 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2015/04/16 メディア: 新書…

『勝手にふるえてろ』を観た

勝手にふるえにいく— ハルカ (@sharuka0) January 13, 2018 『勝手にふるえてろ』見ました、、、— ハルカ (@sharuka0) January 13, 2018 えっこれ原作どうなってますか?読みたい……— ハルカ (@sharuka0) January 13, 2018 『勝手にふるえてろ』、マジでやば…

東京に「退屈」を教えられた女

東京。それはわたしに「退屈」を教えた場所だ。 ずっと伊豆で暮らしていて、口では不便だというものの、実際のところそれほどその実感はなかった。級友と出掛けたければ、車で15分の最寄駅まで親が送ってくれるし、顔も知らない友人たちとの交流に夢中だった…

レジリエンスが低い人のレジリエンスの高め方 平野真理『レジリエンスは身につけられるか──個人差に応じた心のサポートのために』

レジリエンスは身につけられるか:個人差に応じた心のサポートのために 作者: 平野真理 出版社/メーカー: 東京大学出版会 発売日: 2015/09/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る https://t.co/RFjlcOis8D この論文が本になったのが平野真理『レジ…

ヤマシタトモコ『違国日記』

違国日記(1) (FEEL COMICS swing) 作者: ヤマシタトモコ 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2017/11/22 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 先日、相互フォローの方が主催していたサタデーマンガフィーバーというイベントに参加した。おやつつ…

パターソンを観た日の日記 抜粋

10月13日(金)起床時間8時 就寝時間1時30分 気分+2 時間が合いそうだったのでジム・ジャームッシュの「パターソン」を観る。ヒューマントラストシネマ渋谷、画面の位置が変で観づらい。映画で目を引かれたのは、左頬の二度のひきつりと、左脚のあまり膝を…

メルカリで服を売った

メルカリ、気になる化粧品を買うのに何度か利用していたんだけど、今回初めて売る側になって、1回目というのは1回しかないからメモしておく。 売れた 春、衣替えをしたとき、なんとなく形が合わないな〜、ほとんど着てないな〜と思った服を、いくつか試しに…

2017.10.24(火)

こんにちは。最近は卒論を書いています。卒論以外の文章を書きたくて、まあツイートはたくさんしてるんですけど、それじゃあ物足りなかったので日記を書くことにしてみました。 「卒論をやって初めて、勉強してる感がでてきた」と言ったのはわたしの友人です…

7月に始めてよかったこと

7月に始めてよかったことの話をします。ギターの話。 実家にほぼ使われてないベースとアコースティックギターがあるのは知ってて、以前も一度さわったことがあったんだけど、とにかく指の皮膚がへにゃへにゃだったので痛くて、弾くどころじゃないですねえと…

村上春樹のエッセイを初めて読んだ。『やがて哀しき外国語』

やがて哀しき外国語 (講談社文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1997/02/14 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 29回 この商品を含むブログ (114件) を見る 2ヶ月ほど前に、Twitterで「翻訳をやってる人のエッセイを読んでみたい!」と…

人生を物語にすることにあまり興味がない、あと『質的社会調査の方法』

人生を過度にロマンティックにすることに興味がない。物語らしくすることに興味がない。そのことについて、もしかして照れのようなものがそうさせているのかなと思っていたが、おそらくそうではない。物語にしようとしなくても、勝手に物語になってしまうの…

とにかくやれの本『できる研究者の論文生産術──どうすれば「たくさん」書けるのか』

読んだのでメモ。 できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書) 作者: ポール.J・シルヴィア,高橋さきの 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/04/08 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る …

3/24 Anti-Trench「キツネの窓」extra @四谷天窓.confort

わたしが言いたかった言葉は、わたしが聞きたかった言葉でもあるのだと知った。 【ワンマン完売・追加公演 決定✨】3/19ワンマン「キツネの窓」なんと、㊗️SOLD OUT㊗️となりました!! 感謝!!そして急遽!追加公演が決定しました!!3/24「キツネの窓」ext…

進路選択の話

www.kyotogakuen.ac.jp この記事を読んで、あ〜こういうガイドがあれば進路選択にすごく役立っただろうなあ、自分の興味のある分野がなんという名前なのか見つけやすかっただろうなあと思い、自分の進路選択などについて振り返ったためメモしておく。 ここ超…

「夢」のララランド

tottira.hateblo.jp 感想だけ書いてだいぶ満足したと思っていたんだけど、どうも整理しきれなかったので追加で書くことにした。これは作品のわたしなりの解釈なので、そのためにネタバレに次ぐネタバレをしますので、よろしくお願いします。 ええと、まず自…

『ラ・ラ・ランド』感想

ララランド、いろんな方の感想をあまりにも読みたかったので、でもその前に自分の感想をもちたいなと思ったので、観てきました。 結論としては、わたしは物語自体はそんなに好みではなかったんだけど、その仕組みとか仕掛け、「映画」としてのこれらについて…

第三次予選を前にして(恩田陸『蜜蜂と遠雷』中間感想)

カザマジンがやるのは生まれる前の音楽、楽譜になる前の音楽、作曲家の頭の中で書き出される前の音楽、世界にもとから存在していた音楽、純度が高い、自分の中にあるもの、知っているものを思い出させる音楽。 なぜかテーブルクロス引きを思い出す。彼がテー…

返礼もしくは反撃

最初からきっと合うと思っていた、言葉のつかいかたが似ていたから。国語辞典が同じひとだ、と思った。 話してみたら、すべて意見が一緒というわけでは全くなかった。好きなものも違う。でも、わかりあえると思った。 カルテット2話で、別府が偶然と運命につ…

踊り場vol.3がすごいよかったから読んでほしい

踊り場( @odoriba_mag )も届いちゃったし最高だな pic.twitter.com/Jwe5ttz8Vr— ハルカ (@sharuka0) 2017年1月19日 美術雑誌『踊り場』vol.3が昨日届いた。朝起きて読んだ。 これは野口翔平さん、小林舞衣さん、廣谷妃夏さんによって作られている雑誌で、1…

ドラマ「カルテット」1話感想まとめ

火曜ドラマ『カルテット』主題歌は椎名林檎が書き下ろし、歌うは松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平による番組限定ユニット!! 初回放送までの2... https://t.co/C8HSznomSj あの今まで高橋一生なんとも思ってなかったんですけどとりあえず見てくださ…