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とっちら

好きなことを取っ散らかします。

出会いはメモリーバイステイだった(ぽわぽわPのこと)

感想文

 

久しぶりにこの曲を聞いた(記事タイトルとは違う曲です)。がっしゃんがっしゃんしたイントロとか、なんかもう全部がすごく好きだったなあと思った。わたしは音楽をきくとき、あまり歌詞を見ない(し聞かない)でリズムばかりを追っかけているので、ぽわぽわさんの曲が好きだ、と言うのはほんとはちょっと間違っているのかもしれない。でもぽわぽわさんの曲が好きだった。いや、今も間違いなく好きなんだけど、でも、表現としては「好きだった」だと思う。なんでだろう。心拍よりちょっと早いかな~どうかな~くらいのテンポの曲が多くて、なんとなく焦ってるときとかドキドキしているときの自分の気持ちに合っていたのかもしれない。

 

「ご冥福をお祈りします」というコメントが動画内に流れているのを見て、これを不快に思う人も多いんだろうなあ(そういう感じのツイートを実際見たし)とか、曲を作る側の人達からしたらこういうのは迷惑なのかなあとか、惜しむくらいならもっと早く好きだとか言っとけよ、感想を伝えておけよって思ったりするのかなあとか思ったんだけど、でも何よりも思ったのはインターネットの繋がりはこんなに儚いんだよな、ということと、それでも作品を通じて、人はいつだって作者と繋がれるんだよな、ということ。正確には「繋がった気になれる」なんだろうけど、面と向かったコミュニケーションだって本当は一方通行なんだからそんなもんだ。とにかく、そういう「繋がりの場としての作品」というものを初めて実感した。それもニコニコ動画で。

 

ぽわぽわPが亡くなったのを知ったのは、情報が公開されてすぐの誰かのツイートだったと思う。GINGAのアカウントだったかな。わたしはツイッターアカウントを複数持っていて、インターネットで知り合った友達と交流する用に作った一番古いアカウントでは、何人かの歌い手やボカロPもフォローしている。わりとボカロ全盛期(自分の中での全盛期だからこれは気のせいなのかもしれない、あにまさんのアナザーとかが大人気だったな、そして燃えたな)をちょうどいい年齢で楽しんだ世代なんじゃないかな。いま20歳です。話がそれた。

 

まあ、衝撃だった。なんというか、同い年のボカロPが亡くなる、というのは普通に衝撃だった。ふつーに。いやいや、と思った。なんの関わりもないんだけど、勝手に一緒に大きくなっていくのだと思っていたからかな。えっまじで、ここで?って思った。だってちょっと前に出した最新アルバムのタイトルは「生きる」なんですよ。

 

 

これまでインタビュー記事とかも読んできて、苦しみながら、それでも作らずにいられない人なのかな、とずっと思っていた。曲はただただ楽しく聞けるものだけを楽しく聞いていたけど、ぽわぽわP自身の話は結構壮絶で、それでも近寄りたい何かがあった。それはわたしも結構鬱々とした面があるからだとは思うんだけど、うーん何が言いたかったのかわからなくなった。仕切り直していですか。

 

そう、ぽわぽわさんにずっと苦しみとか辛さみたいなのを感じていた。んだよね勝手に。きっと死にたいとかわりと頻繁に思ってるんだろうなあ、それでも生きて、曲作って、もがいてるのはすごいよなあとか嫌味でもなんでもなく感じていて、そんな中で新しいアルバムが出るというツイートを見た。タイトルが「生きる」だった。それだけでちょっと泣きそうになった。

 

 

で、このクロスフェード聞いて(見て?)ぼろっぼろ泣いた。

本人も動画内で「正直4年前あんなだった僕がこんなタイトルをリリースするなんて…と思います。」って書いてるんだけど、「ほんとだよ!」と思った。しかもなんだよ、「生きよう」とか「生きたい」じゃなくて「生きる」って。なんて難しくて強い決意でひと段落つけてくれてんだよ、わたしも生きるしかないじゃん!と思った。ひとつ何かを越えたのかな、って純粋に思ったんだ。びっくりしたんだそんな明るい表情で締めくくられることに。

 

 

アルバム最後の曲はこれ。こんなどうしようもなく明るい曲で締めくくられたアルバムは、悲しいはずがなかった。タイトルこそ「さよーならみなさん」だけど、これは別れじゃないし、別れというのなら完全にポジティブな別れ、これまでの自分との別れというか、一区切り。だと思った。さっきも言ったけど、わたしは歌詞よりも音を聞くからそう思ったのかもしれない。こんなどうしようもなく明るい曲があるかよ、と思ったのです。わかるかな、このニュアンスをどう伝えたらいいのかわかんないんだけど。だってこの曲を聞いてなんで先がないと思うの?としか言えない。わかるんだよな~~~気のせいかもしれないけど。なんだろう、いま歌詞だけを初めて読んでみたけど、たしかにこれはもう引退かも、とか終わっちゃうかも、と思いますね。でも曲がついてたら全然そんなことないんだよ…伝われよこのパッション…こんな切なくも明るい曲のあとになんでゴールがあると思うんだよ、視界がぶわああっと開けて道が見えてきて、まだまだわかんないけど進んでみるか、っていうスタートだろ、と思うんだよね…「さよーなら!僕は進んでいくよ!またね!」っていう、最高に明るい別れだよ…

 

 

とか、こういう思いを、一度も会ったことないのに持っていたので、亡くなったのがめちゃくちゃ衝撃でした。その日1日「まじかー…」って思ってたし。でも一方ですごく納得もしていたというのも事実で。「あーこの日が来てしまったか、ついに」って思いもたしかにあったんだよなあ。人間てよくわかんないですね。

このエントリを書くにあたって、ようやく最後に投稿された曲を聞きました。初めて。

 

 

まあなんかすげえ弾幕だなあとかは置いといて、これかあ…うーん…きついなあという感じ。これ以上はなんかもうつらくて言葉が出ないなあと思うのでおわり。このあとにさよーならみなさん聞くと、余計このどうしようもない明るさがしみます。

 

 

着地点なんにも考えないで書き始めたので、まとめ方全然わかんないですね、これね。あと最後の曲聞いたらやっぱりへこんでしまってダメでした。そもそもわたしベイマックスのこと書こうかな~と思って編集画面開いたんだけどいつの間に何がどうしてこうなったのかな…。

 

ただ話題に乗るには遅く、落ち着いて振り返るには早い微妙な時期にこんなものを書いてしまったんだけど、ずっとモヤモヤしていたんだよね。全部の曲が好きだーとかそういうわけでは決してないんだけど(心に刺さりすぎて聞くのが辛いものもたくさんある)、やっぱりぽわぽわさんが好きだったし応援していたし一緒に進みたかったんだなあ、と思いました。

 

 

 

 

 

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