とっちら

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進路選択の話

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この記事を読んで、あ〜こういうガイドがあれば進路選択にすごく役立っただろうなあ、自分の興味のある分野がなんという名前なのか見つけやすかっただろうなあと思い、自分の進路選択などについて振り返ったためメモしておく。

ツイート振り返り以上です。

本来このあたりは進路指導でどうにかされるとよいポイントなのだと思うが、わたしの場合はある程度なんにでも興味があった(理系の学問や歴史などはそもそも苦手だったので除く)のが残念な形で動いてしまって、浅い興味と深い興味を区別できていなかったように思う。そもそも「自分で選択できるものである」という意識がかなり薄かったということもある。

進路指導の内容も、模試などを受けた結果が確認されて、まあ成績悪くないね、このへん行けるんじゃない、だったので、うん。「これがやりたい」という感覚がわかっていなかったので困ったのは覚えている、行けるところはあるけどたどり着きたいところがないというか。それもあって、いろいろやれてあとから絞れる系のところを選んだ。3年目で絞ることになったけど、結局よくわかんなかったのとその頃には体調が悪くなってきていたのもあって、いろいろ支障が少なそうなところを選ぶという消極的な選択になった。思えば積極的な選択って全然したことなかったな。最近練習中なんだけど、こういうののやり方っていつ知るんだろう。こういうことこそ人生初期に教えてほしかったな。家庭教育の範囲なのかもしれない。

 

一連は別に愚痴ではなくて、どうやったらこの問題を解消できたのか?ということを考えるために書いている。

まず、自分の興味を自覚できること。それが一般的にどのように言い表されるかを理解すること。それを学びたいのであれば、具体的な方法を調べること。そして実践すること。この4つぐらいだろうか。

わたしの場合はまず1つ目でずっこけていた。おそらく「何がやりたい?」と聞かれてもそれはわからなくて、「どういうものをおもしろいと思う?」と聞かれることが必要だったように思う。そういえば中学生のときはなんで細胞が崩れていかずに手とかの形を保てているのか不思議だったな。それと人間がそれぞれ違うことに興味があった、自分と同じことも違うこともおもしろいと感じる。なんでそうなるんだろうと思う。でもこのへんのことは当時は気づかなかった、勉強するのは基本的に好きだったんだけど、クラスでの生活にいっぱいいっぱいだったしな。

わたしは様々な物事に対して、やってみることでどういうやり方をしたらいいのかが理解できて、その後それをうまく使えるようになっていくというタイプだと思うんだけど、まずお手本を見せてもらわないとうまくできないことが多い。逆にお手本さえあればそれを守ったり応用したりしながら多くのことができる気がする、真似は得意なので。でも、大事なことほど、すでに明らかになっている法則みたいなのが言われてない気がしている。みんな思ってるのに明文化されてない、みたいな。

「進路を決めましょう」とひとくちに言ってもそこにはいろんなやるべきことがある。まず「進路」ってなんなのか考えないとならない。職業?学校?学部?学問分野? それから、「決めましょう」。これは決めるプロセスがわかっていないとできないことである、少なくともわたしにとっては。そういえばめちゃくちゃ体験談とか読んだな。勉強の仕方はよく書いてあったけど、決定の仕方はうまく見つけられなかった。わたしがわからないのはそっちだったんだけど。「志望理由:興味があった」って、そもそも「興味がある」をどうやって判定するんだ。あ、これって数学の問題集の解説で省かれた途中式の部分がわからない気持ちですね、きっとね。

まあなんか難しいな、先生を責めることでも自分を責めることでもそんなにない気がするし。積極的な選択の機会がなかったからよくわからなかっただけだ。

人がどこでつっかかっているのか理解して、その問題を解消する援助ができるような人になりたいなといつも思う。すでに起きた遠回りについてはまあ得たものもあるしなって思うけど、防げる遠回りは防げたらいいですよね。おわりです。