とっちら

好きなことを取っ散らかします。

2018年2月

 

みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?

みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?

 

 読みかけだったのを読み終えた。料理人松國栄一さんの、仕事へのスタンスがおもしろいというか、自分もこういうふうになりうるなあという気がした。「今の仕事を、気持ちを折らずにつづけていかないと、僕は生きてられない。僕にとって生きるというのは、死なないようにすることです。そういう人が仕事をしてるということも、多々あると思うんですよ。(p.237)」

 

静かな雨

静かな雨

 

 再読。この装丁すごく好き……。これ買ったときに宮下奈都さんにサインをいただいたのだった。

 

赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア: 自分を愛する力を取り戻す〔心理教育〕の本

赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア: 自分を愛する力を取り戻す〔心理教育〕の本

 

 よい噂を聞いていたので読んだ。キャラクターを用いることで非常に理解しやすくなっていて、特に回復していくために踏むプロセスが細かく説明されているのがよかったと思う。支援者被支援者どちらが読んでもよいのではないか。そういえば、サバイバーについても述べられていたのが印象的だった。サバイバーであり支援者である人、結構多い気がしていて、自分も最近までそのルートを辿ろうとしていたので……。

 

たった、それだけ (双葉文庫)

たった、それだけ (双葉文庫)

 

 これも再読。宮下作品に描かれる感情の、なんというかこうこもった感じのリアリティはすごいよなあと思う。一筋縄ではすっきりさせてもらえないが、でも暗いわけでもない。

 

基礎講座 哲学 (ちくま学芸文庫)

基礎講座 哲学 (ちくま学芸文庫)

 

 だいぶ前に買って積んでたのをちょっとずつ読み始めた。哲学、間違いなく好きなんだけどきちんと履修してたのは倫理学だけで、ばらばらにしか学習していなかったので、流れを掴みたかった。今はまだ人類の始まりのところを読んでいて、すでによくわかんない。けど何回か読んだらわかるかな〜という気がする。

 

ハチクロ、初めて読んだのはいつだったかな……10年ぶりくらいに読んだら、主人公たちと年齢が近づいたのもあって共感の嵐だった。一方通行だらけの恋愛とかなんか……漫画で読むとこんな感じなんですね……。物語における救済、他者との関わりが主になっているものをよく見かけるのだけど、竹本くんの立ち直りはもちろんそういう部分もありつつ、しかし自分の足によるものだったのがかなりよかった。 

 

ひとり空間の都市論 (ちくま新書)

ひとり空間の都市論 (ちくま新書)

 

 読みたくて触るところまではいけた。

 

・2月は、1月に予定していた物事には結局参加できなかった。久しぶりに1週間ぐらいダウンするなど、なんとなくしんどい時間も多かった。これ多分仕事探さなきゃな〜といろいろしていたからだと思う、めちゃくちゃある選択肢から自分だけを基準に物事を絞っていくのが苦手。

・数年ぶりの友人と複数会ったり、気になっていたイベントに参加したりもした。soarの物語に関するイベントでは、改めて書くことの目的を問わなきゃならない場合について考えたりした(普段は書くこと自体が目的なのであまり考えてない)。Remeのメンタルヘルス×働き方のイベントでは、あ〜やっぱり自分の症状とかその他をもうちょっと人に伝えられるように言語化しないとね……と思った。自分でも取り扱いに困っている身体は、他人にとってはもっと取り扱いが難しいよな……。

・今月はほぼ一人暮らし状態だったのだが、やっぱあんまり向いてないなと心底思った。やるべきことが少ないのもあってどんどん生活リズムが崩れていってしまう。もうちょっと自分に気をつかえるようになるか、他人と住むかだな……、様々な分担ができるという点で他人と暮らすのは好ましいが、いつでも歌ったり人と話したりできるという点では1人サイコーと思った。

・いろいろ悩んだり1人で考えるとぐるぐるしてしまうこと、人に話させてもらいながら解消に向かえた月だった。自分は声に出しながら考えるのが、一番本心に気づきやすいっぽい。書いて出すのもやったけど、話すほうがより嘘をつかない、あるいは嘘をつく瞬間がわかってよい。

・3月はバイト先を決めたいな。バイト募集のツイートをしたら、ほぼお話ししたことない人を含む数人がリツイートやいいねをしてくれて、めちゃくちゃありがたかった。