とっちら

好きなことを取っ散らかします。

2019年4月

 4月ほんとに死ぬかと思ったが死ななかった、久しぶりに精神的にかなりつらい気持ちになった。

 フォローしてる方がオススメしてて読んだ、自分は……どういう人になるのかねえ!

 

違国日記 4 (フィールコミックス FCswing)

違国日記 4 (フィールコミックス FCswing)

 

 ア……アア……アアア……かさまちくん、、、、、となりましたが、それ以外にもね、朝の「普通」という攻撃やえみりの選べなさなど、うう、ううとなるようなところがね……塔野さんも間違いなく好きなのでもっとたくさん出てきてほしい。

しかしなぜヤマシタトモコさんはこんなにも、槙生ちゃんが言いそうなことを書けるのだろうか……という気持ちになったりする。いやそれは当然なんだけど、槙生ちゃんの苦痛と同時に朝ちゃんの無遠慮さというか、なんというか、を、同じ人が描けるのってすごいことだと思うんですよね。これを読めることがとてもありがたいなあ……。

 

ヤンキーと地元 (単行本)

ヤンキーと地元 (単行本)

 

 5月頭の大阪での著者トークショーに岸政彦先生が出るというので、というきっかけで購入したのだが、これは面白い本だと思う!

そもそも人の語りが好きだというのはあるけれど、なんかこう……きょとんとしてる感じが文章にあるというか……そういう肩すかしをくらうような感じがあるのはおもしろい。ヤンキーの人々もきっとこのすかっと空ぶる感じを、参与観察してくる(してくる?)著者に覚えたのではないだろうか。まだ頭しか読めてないけど、知ることができてラッキーだったなあと思うし、自分もいずれこういうものを誠実に書きたい(というか、考えたい)なと思った。こういう本を読むための時間をもっととっていきたいなと切実に感じます……。休み最高……。

 ・4月は主に仕事がクソ忙しく、同時に25本ぐらい案件が動いていて、わたしが直接手を動かしているわけではないものの、常に気を張っていないといろんなことがこぼれそうですごく疲れた。

・さすがに自分1人ではやれない業務量だなと思って、同役割の一部を人に担ってもらうことになったが、教えるのってすごい難しくて、半年間のノリの蓄積ってこんなに明文化しづらいんだなとしみじみしてしまった。ちょっとずつ文章化に向けて取り組んでいるが、やはり自分と同タイプ以外の人に対して、目標設定も含めて自分が指揮するみたいなのはあんまり得意では(今のところ)ないな、期待してもらっても難しいなと思って、「わたしは指令性がクソ低くて(ストレングスファインダーでもワースト1)、至らない部分も多いと思いますが、勉強し努力しますのでよろしくお願いします」みたいな話をした。

・こういうエクスキューズっぽいものはダサいかもしれないし、立場的にしないほうがいいのかも、とも思ったけど、別にわたしは「偉い人」じゃないし、偶然先に職場に入っただけだなと思っていて、さらにはダサくなっちゃうことよりも状況を伝えることのほうが大事だと思ったから、そうした。結果的に自分に失敗することを許可しやすくなった……というか、相手も「この人失敗するんだろうな」という同じ前提に立ってくれたかなと(自分が)思えて、わたしは「他人がどう思っているか」というより、「自分が、他人がどう思っていると考えるか」に固執してしまうところがあるから、上記のことを伝えたことによってかなり気が楽になった。説明はしたから、合わなければ離れてくれるだろという(できればこの場を気に入ってほしいが……)。

・人を操作はできないが、自分が納得できるようにすることは可能。そういう手の尽くし方が大事ねというのは同じとこで働いてる方が言ってて、ほんとにそうと思った。つい人にこう思ってほしい、みたいになっちゃうから、そこは諦めて自分のやれることをがんばる、への切り替えを早くできるようになれたらいいな。

・しかし早く指令とかは出さないようになりたい、マニュアルを作って自分の外部に基準をおくことで、わたしに従うのではなくマニュアルを参考にしてもらう形にするのが一番早いかなーって思ってる。で、マニュアルには業務フローだけじゃなくて、隠れた判断基準とか、仕事のときにこういうことを意識してほしい、みたいなものが必要なんだなとわかった。わたしはそのあたりを他人の動きから勝手に推測して、不安だったら相手にめっちゃ質問したりするのだが、それって結局習うより慣れろ性というか、師弟制っぽさが強いので、たしかにマニュアルに記載できれば楽だな〜と思った。採用時点でメンタリティが業務に合わない人は外れられるから、双方によいし。あとなによりリモートで働いていると、そういう判断基準を雑談的に共有できないのだ……。

・「あくまで、現状の、この集団には合わない」ということのリアリティ〜を感じることが多方で数件あり、就活の「合格しないのはマッチしてないから」というのは本当なんだな〜ということがわかった。

・それでいうと、↓の記事とかはもう記事読んだだけでも合う人と合わない人がはっきり分かれると予想できて、直接関わってから選別……という手間が省けて双方いいねと思った。どうしても募集内容ってあたりさわりのない感じになりがちな気がするけど、あたりさわり、あったほうがいいなと個人的には思った。

labbase.jp

・言うべきかめっちゃ迷って最終的に言ったほうがいいと判断して言う、みたいなことが複数回あり、ほんとにそれでよかったのかがあんまり今もわかっていない。基本的にどれも自分のためであって、他人のためにも結果的になるけど最終的にゴーを出したのは自分のためだった。しかし自分にできるベストの検討はしたとも思っていて、なんかこういうふうに言っているとどうも言い訳くさくなってしまうな、でも時間をかけてそのときのベストを尽くしていると思うのは事実。環境が違えば違う選択になったかもしれないが、環境が違わなかったのだ。すべての条件はどれも変わらなかったからこうなったんだと思う。

・他人と同程度に自分を優先する、というのを今年はやろうとしていて、そうするとどうしても「ここまではできます、これ以上はできません」という主張をする必要が出てくる。それをもっと上手に示せるようになりたい。範囲は決めていったほうがいいっぽい。

・そういえば3月の目標かなり達成してました、3月も忙しかったけどダウンしなかったの、やっぱなんだかんだお風呂のおかげもあると思うんで、これからも引き続き生活リズムを極力守りつつ、お湯につかっていきたい。

 ・ていうか過去の目標だいたい達成してるな、おそらく達成しないと解決できないような種類の課題がちょうどいいタイミングで発生しているからだと思う。↓2017年の後期目標・意思表明、かなりできるようになりました。

 ・↓2018年3月だからちょうど約1年前。このときよりはずいぶん元気になったし、元気でなくてもできるような関係性・仕事量への調節ができている(周囲の支えあってのことだが……)。

・同じような仕事の仕方をしている、同年代の、同性と話す機会をもらった。かっこよくいえば知見のシェア的な側面もあるが(わたしがなるほどー!ってなってばっかだ)、同じように働いていて、同じような難しさを抱え、同じように対処法を探している人がいるというだけでもかなり気持ち的には助けられた。微妙にタイプが違うところもすごくいい気がしている。ありがとうこまみさん……。

 ・やっぱ毎月振り返り必要ですね。忙しくてもなんとか振り返る時間をとっていきたいこれからも。とります。余暇を増やす!!!土日は休む!!!!

・服の整理中、母が30年前に着ていたスーツが出てきて、試しに着たらかなり似合って嬉しかった、パキパキの格好が似合うわたしは全然かわいげがなくて、その自分のかわいげのなさがすごく好きだ。かわいげが評価されるようなところに所属せずにすみ、また外から見える部分についての自分の中の評価基準も、かわいげでなくなったことが嬉しい。優しく知的な人をセクシーだと感じるので、自分も優しく知的になりたい。セクシーサンキュー

 

【追記】

あっ追記します、つらいこと思い出しすぎてよかったこと忘れてた。

・ある媒体で最大半年ご一緒しているライターさん・編集さんとオンラインでお茶会をしてみたが、これがおそらく全員にとってよい時間となったようでとてもよかった。

・わたしは編集として参加しているためどうしてもつっこむ側になりがちで、ずっと考えてるライターと編集の権力差みたいなのが気になっていた。だからこそ編集基準やルールを見えるように頑張ってはいたし、ライターさんにお任せするような部分も多く作っていたが、それがかえって負荷なのではないかとか、あんまり判断しきれずにいた。

・今回いろいろ話す機会ができて、ライターさんにとってよい環境がわりと提供できているんだなと感じたし、ライターとしてというか、1人の大人としてのよい時間をも少しは提供できているのかも、と思った。わたしも家から全然出ないけど結構他の大人と話す機会があって、でもそうできない・しづらい環境にいる人もわりといるんだなーと。なんかそういう、希望の叶えられなさみたいなのはなくなってほしいなと思うし、ギリ業務の範囲で、もしくは業務範囲でないけどわたしや関係者がやりたいと思える範囲で、そういう一助になれたらいいよね〜って思う。

・ていうかやっぱ雑談大事だよね〜〜〜〜もっと機会を作りたいな〜〜〜〜〜、最終的には、職場をふらふらするなんか暇そうで適当に話しかけやすい人になりたい!!!!!そういう掬いにくい個別の話を聞くことがお仕事になったらいいな〜〜〜〜!好きだから!!

以上です、5000字超えた……おつかれさまでした。ハッピー令和