2021年9月
また下書きもせずに10月になっていた……し、先月本全然読んでないっぽい!ほんとに!?積んでたのをちょこちょこ読んだかも……?ぐらい。あとは非公開の仕事の資料なので、あんま出すのもな……ってやつが7冊ぐらいある。いやそれ読んでたから他読んでないのでは。
気になっていて、セールになっていたので全3巻買ってみた!
1人苦手なタイプのキャラクターの子が出てきて、その上結構メインに出てくる雰囲気があってン〜〜〜〜となっていたんだけど、読んでいるうちに主人公と相互に影響し合っている感じがあったので大丈夫でした。「振り回すキャラクター」、とくに「振り回す女性キャラクター」が多分苦手(そのキャラクターはそういうわけでもないんだけど)。
試し読みして最初はそんなにピンときてなかったんだけど、1話最後で急にぐっといい感じになったから読んで、そのときに感じたよさは3巻通してあったなあと思った。静かな作品が好き。
思うところあり、アイドルと見た目であるとかアイドルとその身体についての部分を拾い読みした。
『「アイドル」の読み方』のほうを先に買ってパラパラ読んではいたんだけど、『乃木坂46のドラマトゥルギー』のほうも具体例ばかりではないと知り買ってみたら、後者のほうが自分としては読みやすかったかも。
わたしは去年けーぽを見始めるまで本当にアイドルへの関心が大してなかったのだが、それでも「AKBのドキュメンタリー作品がある」ということは知っているのを面白いなーと思ったり、2冊の著者の香月さんが書いているようなアイドルの捉え方は結構バランスがよくて好きだなと思ったりした(完全に受け身の存在ともしないし、しかし完全に本人の思い通りにできているともしない感じ、雑すぎるまとめ方なので各々読んでください)。
「演じる」という言葉を使って考えるのは、自分がこれまで思っていたことにも近かった。ずっと「アイドルをやっている人」とかって言ってたけど、演じる・演者という表現を時に使うのはわかりやすいし、よいなと思う(まだ拾い読みなので、香月さんがどう使っているか正確には把握できてません)。「演じる」=「本当でない」・「嘘だ」みたいな意味にとられるとややこしいから使ってなかった部分もあったんだけど、フリートーク的な場面ではなく、特定の作品について記述したいときに使うのはとくにやりやすい。
実際、好きなアイドル・NU'ESTのメンバー、アロンさんの最近出たソロカバー曲動画についてツイートしたときには、「演じる」という言葉を使うと、映っているアロンさんという存在とそこに重なるもののことを説明しやすい部分がたしかにあった。
アロンさんのカバー、やっぱスポットライトになるとこ・なってからの表現がほんとに素晴らしいhttps://t.co/lFGXCL7Baj
— つきたてのおもち (@sharuka0) 2021年10月1日
↑ここからの連続ツイートで↓のような話をした。
そして、この動画におけるアロンさんというのは、アロンさんそのものでありながらこの歌詞の主人公の代役であり、またそれを解釈して自分のものとして「演じるアロンさん」でもあり。
— つきたてのおもち (@sharuka0) 2021年10月2日
同時にそのアロンさんが正面に見ている・目が合っているのも、実際にはカメラだが、この動画の視聴者であるわたし(たち)でありながら、歌詞で思われている人であり、またアロンさんの解釈におけるこの歌詞が向けられた架空の相手、あるいはアロンさんの思う具体的な「誰か」であり。
— つきたてのおもち (@sharuka0) 2021年10月2日
なんというか、わたしはアイドルのこの複層性に惹かれつつ、なんかコメントするときはできるだけアイドルとしての面について言及したいと思っているし意識はしてるんだけど、やはりアイドルをする演者としてのその人自身がある以上、その人を全く経由しないことは不可能なんだなあとあらためて思った
— つきたてのおもち (@sharuka0) 2021年10月2日
経由するというのは、表現の解釈にその演者(アイドル)自身への理解が必須だなどの意味合いではなく。変な表現かもだけど、「そのアイドルをやってる人間」という管を通って表現物が出てくるわけなので、事実としてその人そのものを経由しているんだよという話
— つきたてのおもち (@sharuka0) 2021年10月2日
いつもは音に感じる風景の話をよくするんだけど、今回は珍しく映像のことをちょっと考えたら、いつもと違うことがわかって楽しかった。
アイドルはその人自身として存在しながらも、アイドルという役割を行うことができ、さらにその役割の中で何かを演じられるっていう、同時に3役存在してるんじゃーんみたいなのは、今までなんとなく思ってたけどはっきり言葉にはできていなかった。ので、こうやって説明ができるんだなというのがわかってよかったと思う。香月さんの本、かなりいいのでちゃんとまた通して読むぞ。
アイドルと身体という意味でこちらも。
わたしは基本的に男性アイドルを見ているので、あんまり重ならない内容も多かったけど、月経周期の話あたりは自分の体との関連で再確認できる部分があってよかったし、体型管理についてあたりは性別問わずの内容かなと思う。
メイントピックである身体のこと以外にも、ちょっとサブ的なマイクの仕様の変化とアイドルの踊りの変化など、これまでアイドルに興味があまりなくて知識がないからこそ面白く読める部分もあった。巻末対談のMAXのNANAさんの話も、メンバーの結婚や出産を経て続くグループという1つのケースとしてとてもよかった。
基本シスヘテロ想定なのかなーと感じる部分はあった。他方で、ある意味、恋愛や性的な行為などから一定距離を取るべきと言われがちな職業に対して、これぐらい積極的に将来の妊娠出産の話をするのは、それはそれで意味のあることなのかな(業界にいる実感として)?とかも思った。
恋愛禁止などのルールにおいて、基本シスヘテロ想定になってるよねといった指摘はたしか香月さんの本でされていた気がするのでそこもあらためて読も。
これぼちぼち読んでる!具体例が読んでみたかったので。
最初の概括みたいな話、そうだよね〜ってことが多くて面白い。見出しの重要性とかは、自分が見出し読まない(大体なんらかデザインされてるから、絵と認識して読み飛ばしちゃう)ので体感としてはへえ〜なんだけど、一般的にはそうだよね〜という感じ。そういう「自分とは違うけど数値としてこう」みたいなとこがわかるのはよいと思う。
最近仕事で相変わらず原稿書いたりメルマガ作ったりとかしてて、なんかこうやっぱ目標というかやることがなんとなく決まっててそこに向けて勉強したり実践したりするのって楽しいな〜と思った。結果も気にするけど(特に自分の働き方の場合、できたものの質が次の仕事の有無に直結する部分もあるし)、根本的には勉強したりまとめたり整理してあーなるほどね!とか、わかったわ〜!とかなってるのが好きなんだよな。元気なときは。元気ないときは考える必要のないような作業じゃないと厳しいけど。
あんまり仕事にものすごい楽しさとかを求めるほうではないけど、楽しいに越したことはないな〜と思うので、そういう自分の楽しいことが仕事のためになるような仕事を選べたらいいわねと思った。そういう意味では、今は比較的マッチしてるのかも。
あとここ数日37度前後の微熱が続いてて、ビビったので一応病院行ったり検査したりしたところ陰性ではありました。よかった。しかし、じゃあ何この?微熱は?という感じで、逆にちょっとムカつく……いろいろ候補はあるが……(季節の変わり目・秋花粉・まあ定期的にあるちょっと調子悪いやつなど)。引き続き静かに暮らそうと思います。