2020年5月
5月あんまり本読んだ記憶がないな。好きなK-POPアイドルグループのカムバ活動期間(アルバム発売に伴うメディア露出などの活動期間)が2週間あり、前週はそこで仕事がストップしてもいいように巻きで仕事してて、次の週は溜めた仕事の巻き返しで忙しかったからですね……。
気になっていた作品の電子書籍がセールになっていたので買った。醜悪さをきっちり描いていてものすごかった。
女性の身体、しかも子供の頃の女性の身体を見て評価したり「ああいう顔されるとついこうしちゃうよね」「あの身体じゃしょうがないよなあ」みたいなこと思ったことある人間全員読んでくれ 別にシスヘテロ男性じゃなくてもなんだけどシスヘテロ男性が男性集団でそういう話をする機会が多いと思うので
— つきたてのおもち (@sharuka0) 2020年5月7日
その人物はおそらく自分の思う善良っぽいことをしてるんですよ、でも無知っていうかいろいろ見ていないゆえにそれがものっすごい愚かで人を追い詰める行動になってしまっているのよ……
— つきたてのおもち (@sharuka0) 2020年5月7日
このような特定の属性を名指しする行為はどうかなと逡巡したのだけれど(同じ属性を持つ人たちが一律の考えを持っているというわけではないので)、でもやっぱり シスヘテロの男性グループ……というか、ホモソーシャルにおいて起きやすい言動の問題点がすごくはっきり描かれていたので、読んでほしいな〜と思ってそう書いた。(それ以外にもいろんな問題がしっかり描かれている作品だ)
あまりこういうふうに思いたくはないけれど、その性別でないと実感をもって体験できない物事は今のところあると思っていて、でもこの作品を通じて実感に近いものを得ることは可能そうだと思ったのだった。
ただ、今思えば、そういう層に見てほしかったら「シスヘテロ」という単語選びは効果的でなかったな。マジョリティはわざわざあらためて言葉で属性の区別をする必要がない場合が多々あるので、シスヘテロの人がシスヘテロという言葉に触れる機会は、ジェンダー関連に興味がなければ少ない(つまり、自分のことだと思ってもらえない)可能性が高かった。とちょっと反省しました。
この記事がホモソーシャルについてはわかりやすそう。
あらためてアイドルってあまりにも大変な労働ではと思うようなことがあり、今のうちに文献などを読みたいのでおすすめある方ぜひ教えてください(DMもあいてます)
— つきたてのおもち (@sharuka0) 2020年4月30日
4月末に、上記のようなツイートをしたところ、いろんな方がおすすめを教えてくださった。ので、noteにまとめた。
そもそもはパフォーマンスが素敵だなと思ってアイドルに興味を持ったのだけれど、自分自身だんだんと彼らのステージ外での振る舞いにも強く惹かれるようになってきていて、それは危うさもある……というか、自分がよしとしてきたものとは少し違うよな……と感じてのツイートだった。ただ、今思えばこれまで自分はアイドルという存在について考えたことがなかったので、これまでもってきた枠組みでは消化できない存在だったなとも思う。
頻繁に更新される、ステージ外のコンテンツまで含めて「仕事」だよなあとは思うんだけど、その上でどこまでどうすることを自分に許容するのか?というのは考えたいことだと思っている。
いやこれほんとに好きになってみてよかったなという点で、K-POPアイドルがわかりやすいのかもしれないけど、アイドル-ファン間に特有の関係性はあるように思われて、そのあたりについて「感情労働ですよね」と一面的な言い方をするのはちょっと雑では?という考えになった
— つきたてのおもち (@sharuka0) 2020年4月30日
別にアイドルに限らず人間関係全般がそういうものなのでは、とか思って停止したので、一旦先に考えてる人の文章読もうかなってなった
— つきたてのおもち (@sharuka0) 2020年4月30日
しかし、自らがハマったことによって、これまで知らなかったことや理解できなかったことが、かなり理解できるようになったのはすごくよかった(共感するしないはまた別として)。K-POPにおける音楽チャートの機能や音楽番組での順位発表、アイドルとファンの関係などは、ほんとに今まで考えもしなかったようなものばかりで、それを体感したことにとても興奮した。このあたりについては、順応しきる前にどこかでメモしておきたい。
関連してこのあたりをひとまず買った。
仕事では、久しぶりに長めの文の編集仕事をしたりして緊張した。めちゃくちゃ集中力を使うが、材料を並べてじっくり考えて、パッと道筋が見えるときはとても楽しい。
大学でレポートの構成を考える時も似たような感覚になっていた気がするけど、それと違うのは人の文章を触っていること。ものすごく責任を感じるし、自分のものにしてしまわないようにとても気を遣う。
どちらも経験したからかもしれないが、編集がライターより上だと思ったことは一度もないし、どちらかというと権限が強いと思われがちな編集の立場になるときは、できる限りわたしとあなたは対等な関係ですという話をするようにしてきた。そもそも編集は書いてくれる人がいて成り立つものだと思うし……。その上で、リードするところはしなきゃいけないという両立が難しい点はあると思う。そこは、とにかくよく話し、仕事における役割分担を伝えて同じ認識を持つのが大事なのかなと思っている。
この前東京に行ったのは1月だから、もう4ヶ月が経つ。いつもは2ヶ月に1回行って、一緒に仕事をする人に会いつつ友人に会ったりふらふら出かけたりしていたから、そういうタイミングを作れていないことによるネガティブな感じが月に1回ぐらい来る。でもそれにも慣れてきた感じがあるな。
それでも、気兼ねなく人を誘ったりしたいなとは思う。気兼ねなく、という日はもう当分来ないのだろうか?そう思うとすごく嫌だな。