とっちら

好きなことを取っ散らかします。

2019年6月

6月も忙しかったーーー一瞬でしたね。

この世にたやすい仕事はない (新潮文庫)

この世にたやすい仕事はない (新潮文庫)

 

これ結構好きでした!!!4月からBSでドラマ化してたらしい。

高校の同級生と本屋に立ち寄ったときに、今まで買ったことのない作家のものがほしいな、タイトルがいいなと思って買った本。

お仕事小説って書いてあるけど、わりとミステリっぽい要素もある。昨月青野くんを読んでから、ホラーやミステリに惹かれるようになってきた……。

連作短編で、1本目は正直それほどだったんだけど、2本目以降がおもしろい。kindleで冒頭試し読みだったら買おうと思わなかったかもしれないけど、店頭だったのでぱらぱらと真ん中あたりをめくって、おもしろそうだと気づけた。このへんの損失絶対ありますよねkindle……

わたしは「宗教的なもの」が作品内に出てくると、とついつい気になってしまう。「路地を訪ねるしごと」という短編にはそれっぽいものが出てくるのだが、宗教的なものかと思いきや……という感じでよかった。この人の書く怖さはわりと日常に近くて好きだな。

 

言い寄る (講談社文庫)

言い寄る (講談社文庫)

 

 友人がTwitterで言及していて、「(あなたは)ゴロちゃんのこと好きかも」と教えてくれたので読んだ。好きでした……。水野さんも色気!という感じでよかったけど。

 

 「私的生活 (講談社文庫)」「苺をつぶしながら (講談社文庫)」とあわせて三部作らしいので、続きも読みたいな。

 

久しぶりに(このへんでは)大きめの図書館に行っていろいろ借りたのだが、全然読めていない……。来月は、なんとか1日30分ぐらいは自分の学習ほかのための時間を作って読書とかしたい。今は政治に興味がある。それ関連で書きたいこともある。

 

・同じポジションの人の採用をした。やりとりして、30分程度で面談。文章と動画、それほど大きく大事な部分は違わないが、話してみて初めてわかることもあったので、履歴書と面接って必要なんだなと思う。

・これに際して、面談だからさほど関係ないよなと思いつつも、面接でしてはいけない質問内容を調べた。

しかし、これ見てもらえるとわかるんですけど、最近結構カルチャーフィット重視してるとことか多いじゃないですか。(4)の思想の自由に関する内容って、わりと聞いてるところ多いんじゃないかなと思った。その場合、合理性ってあると認められるんだろうか。

・人を採用するぞ!という気持ちで話してみると、受ける側として不合理に感じていたことが、企業側にとっては合理的なんだなとわかった。

例えば、「学生時代に力を入れたこと」とかって実際はその人の能力や適性、いかに自社のことを把握して絡めてくるかみたいなところを聞く質問なわけじゃないですか。

「弊社であなたは何ができますか?」って聞けばいいじゃんって思ってたけど、それだとうまく機能しないんだろうなと思った。

例えば、本人の「できる」がこちらの思う「できる」と同じとは限らないし、エピソード付きで話してもらわないとその一致度も判断できない。

また、実際働くときにそこまで直接的な指示を出されることっておそらく多くなくて、そりゃできるなら、自分が言ったことの目的を考えて判断し動いてくれる人に入ってほしい。

限りのある時間の中で、いかに最大限いろんな情報を得るか……と考えると、今ある就活みたいな形になるんだろうなーと思った。

でもなんか、それって物事を字義通り受け取るような特性のある人にとっては不利な世界だよなーというのも引き続き思う。そういう人が合うようなポジションの募集のときには、違う質問の仕方がされているのかもしれないが。なんか、せめてミスマッチしたときにフィードバックの機会があるといいよねって思う。わたしはフィードバックされたい。そこまでやる義務はないんだけど。

・母の付き添いで関西に行ったり、子供15人ぐらいと遊んだり、近所の人から大きなレタスを2つとじゃがいもレジ袋いっぱい、それからにんにくの束をもらったりした。

・半年ぶりに通院日で、「人との間にあったつらさをめちゃくちゃ引きずってしまう」ということを話したら、「みんなそういうものだよ」と言われて、まあそんなことないやろと思いつつ、程度問題かなーととらえ直すなどした。

もう1年ほど服薬せずにすんでいて、「わりと元気そうだね」と言われた。楽観的な先生だし、あまり治療っぽい治療があるわけではないが(認知行動療法臨床心理士の人とやったので)、なんかたまに会って適当に「大丈夫だよ〜」みたいに言われるのは悪くないなと思う。次の半年も平気だったら、一旦予約とるのはやめようかな(先生には「どっちでもいいよ〜」とわりと前から言われている)。

・忙しい中で、楽しい予定をなんとか突っ込んでいくということに慣れてきた。たまに運転もしたくなる(ビビるし1人では乗りたくないけど)。この2つは、この1年であった大きな変化だと思う。

 

・最終日に、感想というTwitterアカウントを作った。

twitter.com

かつてとインターネットの位置付けがかわり、オンラインで話しづらいことが増えてきた。そのうちの1つが感想だと思う。

いろいろ気にかかることがあって、そのせいでツイートされていない感想があるのなら、読みたい。

 

 Tweetdeckを使ってチームで運用してみている、今のところ問題なさそう。すでに知らなかった面白そうな本を知ることができてかなり嬉しい。このまま、あんまりルールは決めずに運用していけたらいいな。

2019年5月

5月は移動した。

 

ヤンキーと地元 (単行本)

ヤンキーと地元 (単行本)

 

 大阪でのトークイベントに向かう新幹線で続きを読んだ。

トークイベントで、岸政彦先生が「10年間沖縄の彼らを見ていたということは、自分の10年間も差し出したということ」といった旨のことを話していて、本当にそうなんだよなーーーーと思った。トークイベントの話はここにも書いてるから、よかったら読んで。

なにかを見ている間も変わらず自分の時間は流れる。そう思うといっそう、この本を2000円で買えることのありがたさというか、なんで買えてしまうんだ!という気持ちが強くなる。本、ありがたい……。

わたしは特に、女性について書かれている章が好きだった。関わり方が、あーたしかにそういう場合ってすごく想像がつくな……と思ったので。

自分もいつか何かを書くとき、対象をセンセーショナルな他者にしないものを書きたいなとあらためて思った。

 

私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

  • 作者: イ・ミンギョン,すんみ,小山内園子
  • 出版社/メーカー: タバブックス
  • 発売日: 2018/12/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 読みかけているが、あんまり読んだことない文調のものでノりかねている感じ。わたしは根本的には・元来はあんまりフェミニストではないだろうなと感じているのもあって、多分フェミニストやめちゃくちゃ露骨な性差別を受けてきた認識のある女性ならさらっと「あるある〜」って読めてるところがあんまりイメージできずに進まない感じ。

「この本は親切ではない」みたいなことをまえがきで言ってて、表明が親切だなと思ったり、実際読んでたしかに親切ではない!と思ったりした。どのぐらい親切であるとよいのか、というのは最近ちょこちょこ考えるところではある。

 

夜と霧 新版

夜と霧 新版

 

 読みやすい……気分がえらい落ち込んでいたときに、今のトーンにぴったりなのでは?と思って読み始めたら、論文の冒頭みたいな感じの書かれ方をしていて笑ってしまった。好き

 

 今1巻無料なんですけど、みんな読んでください、わたしはここからviviの連載(2巻の最初部分が読める)に進み、見事に5巻まで買ってしまいました。ラブコメホラー……。

全部読んだ後に作者と編集者(甘々と稲妻の担当もされてた)の対談を読んでたら、えっっもしかしてメインテーマってこっちなの?みたいに思い始めて、だとしたらその要素2巻までほぼ出さないのすごすぎる!いやでもまあ当初からあるか……えっでも、えー!!計算!!構成!!と深夜に大興奮してしまった。読んで……

  

バツコイ(1) (Kissコミックス)

バツコイ(1) (Kissコミックス)

 

 1巻無料になってて、絵が好きだな〜と思ってたらめちゃくちゃ好きな顔の男性キャラが出てきてあ〜〜〜〜〜〜ありがとうございます〜〜〜〜〜ってなりました。

 いま5巻を追加購入しましたが、この人かわいい男性を描くのがうますぎる、これでBL描いてなかったらウソだね……と思って調べたところ、BLも描いてらっしゃいました。納得。BLを描いたことある人はかわいい男性を描くのがうまい……。

 

私の少年(6) (ヤンマガKCスペシャル)

私の少年(6) (ヤンマガKCスペシャル)

 

 あ〜〜〜絵が美しい……真修……。これほんとにどう行き着くんでしょうかね!?気になる……

 

1122(5) (モーニングコミックス)
 

 変化!!!!!!引き続き見守ります……

 

・GW中に大阪に行った。ホステルでも意外と平気だな〜ということがわかった。トークイベントがメインだったけど、大阪の友人や新たな人と会えたりしてよかった。仕事もマジで休んだ

・ちょっとあけて東京にも1週間ぐらい。この間にちょっとバグりまくってしまって、3ヶ月ぶりだと順応できないんだな……とちょっとショックだった。もともと過剰適応気味だったのが、本来の状態に戻ったのかもしれない。会うのは初めての方にサポートしてもらうなどして、恥ずかしい&情けなかった……。

・お仕事先の人たちとお茶できたり、前々からお声がけいただいてた人と肉を焼いたり、好きな人たちと公園でピクニックをして、いろいろ街をうろうろしてから屋上にも行けたの嬉しかった。生活さんのカレーおいしかったな……マトン初めてちゃんと食べた。

・お仕事では、人に業務を渡していくためにマニュアル作ったりフロー整理したり説明したりと、考える仕事が増えてきた。同ポジションの人の採用もしてて、いやこうやって書くと同時にいろいろ進みすぎだな。これは自分の許容範囲をちょっと超えてるというか、100%使ってるような状態が続いてしまってたんだな……。反省……。普段70%ぐらいでたまに120%、みたいなのよりも、95〜が続くほうが無理っぽい。完全におやすみ!ってなりにくい業務なのもあるな。

・上記に加えて4月のダメージをまだ引きずっていてなんとなく自己否定的になりがちだった&5月中旬でソワソワする感じが強まっていたなどの理由もあり、末日近くは久しぶりにかなり脳がダメ(単語がパッと思い出せず、話すのが大変)みたいな状態になってしまってちょっと焦った。半年ぐらい大きく問題なかったから調子に乗ってしまっていたが、やっぱとばすとダメ(っていうか、つらい感じになるん)だな。要調整……。働くのそのものは面白いけど、自分の現状の限界を正確に認識してないと自分がつらくなって働くのまで嫌いになっちゃうから、気をつけようね、ハム太郎……。

・これまで「あ〜ダメだ〜」ってなってたときに相談してた複数人に声をかけにくい状況ができちゃって、それもバッドタイミングという感じだった。

・マジ人間関係本気で頑張りたいので、手っ取り早くカウンセリング受けようかなという気になってきた。本は良し悪しなのと選択の手間がだるい、カウンセリングは相性が合えば話が早いので(プロだから)……。よき本があったら教えてください、一応二村ヒトシのあれは読んどこうかなって思ってる……。 読書ってムカついたらやめられちゃうからなー、カウンセリングの場ですら言いたくなくて・言えなくて30分黙るみたいなことやったことあるし、強制力あるほうがよさそう。

 ↑、微妙にテーマは違うと思うんですけど、ヘキとして好きな人と一緒にいて楽な人?がわたしはかなり違うので、そこ厄介だな〜って思ってるところです。

2019年4月

 4月ほんとに死ぬかと思ったが死ななかった、久しぶりに精神的にかなりつらい気持ちになった。

 フォローしてる方がオススメしてて読んだ、自分は……どういう人になるのかねえ!

 

違国日記 4 (フィールコミックス FCswing)

違国日記 4 (フィールコミックス FCswing)

 

 ア……アア……アアア……かさまちくん、、、、、となりましたが、それ以外にもね、朝の「普通」という攻撃やえみりの選べなさなど、うう、ううとなるようなところがね……塔野さんも間違いなく好きなのでもっとたくさん出てきてほしい。

しかしなぜヤマシタトモコさんはこんなにも、槙生ちゃんが言いそうなことを書けるのだろうか……という気持ちになったりする。いやそれは当然なんだけど、槙生ちゃんの苦痛と同時に朝ちゃんの無遠慮さというか、なんというか、を、同じ人が描けるのってすごいことだと思うんですよね。これを読めることがとてもありがたいなあ……。

 

ヤンキーと地元 (単行本)

ヤンキーと地元 (単行本)

 

 5月頭の大阪での著者トークショーに岸政彦先生が出るというので、というきっかけで購入したのだが、これは面白い本だと思う!

そもそも人の語りが好きだというのはあるけれど、なんかこう……きょとんとしてる感じが文章にあるというか……そういう肩すかしをくらうような感じがあるのはおもしろい。ヤンキーの人々もきっとこのすかっと空ぶる感じを、参与観察してくる(してくる?)著者に覚えたのではないだろうか。まだ頭しか読めてないけど、知ることができてラッキーだったなあと思うし、自分もいずれこういうものを誠実に書きたい(というか、考えたい)なと思った。こういう本を読むための時間をもっととっていきたいなと切実に感じます……。休み最高……。

 ・4月は主に仕事がクソ忙しく、同時に25本ぐらい案件が動いていて、わたしが直接手を動かしているわけではないものの、常に気を張っていないといろんなことがこぼれそうですごく疲れた。

・さすがに自分1人ではやれない業務量だなと思って、同役割の一部を人に担ってもらうことになったが、教えるのってすごい難しくて、半年間のノリの蓄積ってこんなに明文化しづらいんだなとしみじみしてしまった。ちょっとずつ文章化に向けて取り組んでいるが、やはり自分と同タイプ以外の人に対して、目標設定も含めて自分が指揮するみたいなのはあんまり得意では(今のところ)ないな、期待してもらっても難しいなと思って、「わたしは指令性がクソ低くて(ストレングスファインダーでもワースト1)、至らない部分も多いと思いますが、勉強し努力しますのでよろしくお願いします」みたいな話をした。

・こういうエクスキューズっぽいものはダサいかもしれないし、立場的にしないほうがいいのかも、とも思ったけど、別にわたしは「偉い人」じゃないし、偶然先に職場に入っただけだなと思っていて、さらにはダサくなっちゃうことよりも状況を伝えることのほうが大事だと思ったから、そうした。結果的に自分に失敗することを許可しやすくなった……というか、相手も「この人失敗するんだろうな」という同じ前提に立ってくれたかなと(自分が)思えて、わたしは「他人がどう思っているか」というより、「自分が、他人がどう思っていると考えるか」に固執してしまうところがあるから、上記のことを伝えたことによってかなり気が楽になった。説明はしたから、合わなければ離れてくれるだろという(できればこの場を気に入ってほしいが……)。

・人を操作はできないが、自分が納得できるようにすることは可能。そういう手の尽くし方が大事ねというのは同じとこで働いてる方が言ってて、ほんとにそうと思った。つい人にこう思ってほしい、みたいになっちゃうから、そこは諦めて自分のやれることをがんばる、への切り替えを早くできるようになれたらいいな。

・しかし早く指令とかは出さないようになりたい、マニュアルを作って自分の外部に基準をおくことで、わたしに従うのではなくマニュアルを参考にしてもらう形にするのが一番早いかなーって思ってる。で、マニュアルには業務フローだけじゃなくて、隠れた判断基準とか、仕事のときにこういうことを意識してほしい、みたいなものが必要なんだなとわかった。わたしはそのあたりを他人の動きから勝手に推測して、不安だったら相手にめっちゃ質問したりするのだが、それって結局習うより慣れろ性というか、師弟制っぽさが強いので、たしかにマニュアルに記載できれば楽だな〜と思った。採用時点でメンタリティが業務に合わない人は外れられるから、双方によいし。あとなによりリモートで働いていると、そういう判断基準を雑談的に共有できないのだ……。

・「あくまで、現状の、この集団には合わない」ということのリアリティ〜を感じることが多方で数件あり、就活の「合格しないのはマッチしてないから」というのは本当なんだな〜ということがわかった。

・それでいうと、↓の記事とかはもう記事読んだだけでも合う人と合わない人がはっきり分かれると予想できて、直接関わってから選別……という手間が省けて双方いいねと思った。どうしても募集内容ってあたりさわりのない感じになりがちな気がするけど、あたりさわり、あったほうがいいなと個人的には思った。

labbase.jp

・言うべきかめっちゃ迷って最終的に言ったほうがいいと判断して言う、みたいなことが複数回あり、ほんとにそれでよかったのかがあんまり今もわかっていない。基本的にどれも自分のためであって、他人のためにも結果的になるけど最終的にゴーを出したのは自分のためだった。しかし自分にできるベストの検討はしたとも思っていて、なんかこういうふうに言っているとどうも言い訳くさくなってしまうな、でも時間をかけてそのときのベストを尽くしていると思うのは事実。環境が違えば違う選択になったかもしれないが、環境が違わなかったのだ。すべての条件はどれも変わらなかったからこうなったんだと思う。

・他人と同程度に自分を優先する、というのを今年はやろうとしていて、そうするとどうしても「ここまではできます、これ以上はできません」という主張をする必要が出てくる。それをもっと上手に示せるようになりたい。範囲は決めていったほうがいいっぽい。

・そういえば3月の目標かなり達成してました、3月も忙しかったけどダウンしなかったの、やっぱなんだかんだお風呂のおかげもあると思うんで、これからも引き続き生活リズムを極力守りつつ、お湯につかっていきたい。

 ・ていうか過去の目標だいたい達成してるな、おそらく達成しないと解決できないような種類の課題がちょうどいいタイミングで発生しているからだと思う。↓2017年の後期目標・意思表明、かなりできるようになりました。

 ・↓2018年3月だからちょうど約1年前。このときよりはずいぶん元気になったし、元気でなくてもできるような関係性・仕事量への調節ができている(周囲の支えあってのことだが……)。

・同じような仕事の仕方をしている、同年代の、同性と話す機会をもらった。かっこよくいえば知見のシェア的な側面もあるが(わたしがなるほどー!ってなってばっかだ)、同じように働いていて、同じような難しさを抱え、同じように対処法を探している人がいるというだけでもかなり気持ち的には助けられた。微妙にタイプが違うところもすごくいい気がしている。ありがとうこまみさん……。

 ・やっぱ毎月振り返り必要ですね。忙しくてもなんとか振り返る時間をとっていきたいこれからも。とります。余暇を増やす!!!土日は休む!!!!

・服の整理中、母が30年前に着ていたスーツが出てきて、試しに着たらかなり似合って嬉しかった、パキパキの格好が似合うわたしは全然かわいげがなくて、その自分のかわいげのなさがすごく好きだ。かわいげが評価されるようなところに所属せずにすみ、また外から見える部分についての自分の中の評価基準も、かわいげでなくなったことが嬉しい。優しく知的な人をセクシーだと感じるので、自分も優しく知的になりたい。セクシーサンキュー

 

【追記】

あっ追記します、つらいこと思い出しすぎてよかったこと忘れてた。

・ある媒体で最大半年ご一緒しているライターさん・編集さんとオンラインでお茶会をしてみたが、これがおそらく全員にとってよい時間となったようでとてもよかった。

・わたしは編集として参加しているためどうしてもつっこむ側になりがちで、ずっと考えてるライターと編集の権力差みたいなのが気になっていた。だからこそ編集基準やルールを見えるように頑張ってはいたし、ライターさんにお任せするような部分も多く作っていたが、それがかえって負荷なのではないかとか、あんまり判断しきれずにいた。

・今回いろいろ話す機会ができて、ライターさんにとってよい環境がわりと提供できているんだなと感じたし、ライターとしてというか、1人の大人としてのよい時間をも少しは提供できているのかも、と思った。わたしも家から全然出ないけど結構他の大人と話す機会があって、でもそうできない・しづらい環境にいる人もわりといるんだなーと。なんかそういう、希望の叶えられなさみたいなのはなくなってほしいなと思うし、ギリ業務の範囲で、もしくは業務範囲でないけどわたしや関係者がやりたいと思える範囲で、そういう一助になれたらいいよね〜って思う。

・ていうかやっぱ雑談大事だよね〜〜〜〜もっと機会を作りたいな〜〜〜〜〜、最終的には、職場をふらふらするなんか暇そうで適当に話しかけやすい人になりたい!!!!!そういう掬いにくい個別の話を聞くことがお仕事になったらいいな〜〜〜〜!好きだから!!

以上です、5000字超えた……おつかれさまでした。ハッピー令和

2019年3月

忙しい!!!!!!!!!!!!

理系向け就活サービスの記事制作に関わっていることもあり、就活解禁すなわち繁忙期になりうる、ということを、わたしは理解しておりませんでした……大アホなので……。

本を読み切ったりはできていない、というか仕事の疲労がヤバくて仕事以外で文章を読んで理解する余裕ありませ〜〜〜んという状態で、他人のツイートを愛しているこのわたしがTwitterのタイムラインさえ追えないようなときもあったのですが、なんとか倒れずにやっている。

労働時間は徐々に増えていて、時期にもよるけど忙しいときは時短勤務の人と一緒ぐらいにはなっただろうか。お賃金もね〜ありがたいことに相応に上げてもらえていると思います。マジありがて〜。こっちはもうひよっこだからうまいこと言いくるめたら払わなくてもすむのに、そういうことをしないだろう、というふうに、一緒に働いている相手に対して思えることは嬉しい。

3月にはnoteをちょこっと書いたりもしたが、あれはちょっと自分の中でいまいちで、今まで自分が思ってきた感情については正確に書けたが、その感情がはたして適切か、という点についてはあまり考えていなかった。それで、ある分野で働いている人たちに失礼な物言いになってしまったかもな……と思っていて、わりと反省している。

感情で書く文章は気持ちいいが(ノンストップで書けるし)、それを誰でも読める場所に出すべきか出さないべきか、というのはよりいっそう考えるようにしたほうがいいかもしれない、と思いつつある。

そうなると、月額課金のnoteとかで、そこまで言葉をきちんと精査できていないものについて書いて、「考え中」のログを残し、少しずつ少しずつ考えを進めていくようなことが必要なのではないかと思う。他人の目があったほうが続きを書こうかなという気持ちになりやすいので。

ただ、ろくでもないなと自分で思うものについてお金を払われると、申し訳なさが発生するので、そのあたりはどう対処していくかだなー。ろくでもないことを書く、ということを明言して買ってもらえばいいのだろうか。そこは制作過程の場として、実際きちんとまとまったら無料で出したいなと思っている。わたしのような、プロセスを知りたい人が買ってくれたらそれでいいのかも。

3月はめちゃくちゃ忙しくて、結果的にもっと自分の時間を確保しようと思うことになった。仕事も楽しいし好きだけど、もともとワーカホリック気味なところもあるので、意識的にコントロールしていかねばね。楽しいことは長く続けたい。

大学卒業してから1年が経ったと思うと感慨深い。4-5月はかなりつらかったはずだけど、一旦実家に帰るという決断ができて本当にえらかった。だんだん決めるのが上手になってきていて、よい傾向だぞ。

また来月もがんばっていこうね。

2019年2月

 

星の子

星の子

 

 

 

i(アイ)

i(アイ)

 

 2月……振り返る時間が……ない!!!!

なんかもうちょっと読んだ気がするんですけど、、、なにか、、、わからない、、、、!日記も読み返せない、、、!3月を無事に乗り切りたい、、、!

2019年1月

誕生日にほしいものリストからいただいた。人との出会いね、ほんとにねえ……。仕事の合間に急ぎ足で読んでしまったので、また落ち着いた頃もう1回読みたいな。
外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント

外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント

孫社長の締め切りをすべて守った 最速! 「プロマネ」仕事術

孫社長の締め切りをすべて守った 最速! 「プロマネ」仕事術

仕事の内容が近い方にいろいろお話伺って、このへんを……買ったりしましたね……。読みきれてはいない……。これはPrime Readingに入っていたので読んでみたら予想以上によかった、というか生活する中で獲得してきたやつだなと思った。最近すっかり忘れていたけど、こう自分のまわりに膜を張るようなイメージというのは結構使えるような気がした。避けられないものと近づく場合。
悪女(わる)(1) (BE・LOVEコミックス)

悪女(わる)(1) (BE・LOVEコミックス)

悪女(わる)、2巻か3巻無料になってたのを読んだんだけど、おもしろすぎてKindleでまとめ買いしてしまった。
30年ぐらい前に出版された漫画なんですけど、派遣を中心に女性の社会進出の話とかも含まれてて、めっちゃいいコマがあるんですよ、めっちゃよくて、めっちゃいいんだけどだからこそ「うわ〜〜〜〜30年経っても変わってねえ〜〜〜〜〜!!!!」と思ってちょっとつらくなりました。しかし主人公が素敵すぎるな。こんな明るく強くみたいな人がいたらかないませんわ……なりたい……パーソナリティーが違いすぎる……。

・1月、仕事の動いてる企画数が多すぎてほんとにウワ〜〜〜!なんとかしなきゃ!!と思ってたら終わったみたいな感じで、記憶がない……
・推しとケンカというかなんか〜意見の相違っていうか〜という感じがあって、でもわたしにしては珍しくはっきり話せたと思うのですが、今音信不通状態なのでどうなっているかはわからないです。いやでも人間関係に腰が引けがちな人間にしては結構頑張ったと思う……大事な一歩だったと思います。推しにとっては迷惑だったかもしれないが。
・例えば「Aしてほしいと思っている」と話すのは、必ずしもAしてくれないといやだということではなく、しかしわたしはこのように思っていますよということを表明するものであり、それを「Aしなければならない」と受け取られるのは本意ではない、だから言い方に気をつけなければいけないのだけど、このあたり言葉の捉え方が違う人と認識を一致させるのは非常に難しいんだなとわかった。言葉の使い方が全然違う人のことを面白く感じることが多いのだが、そりゃ意思疎通には時間がかかりますよな、共通言語がないものな……。
ストレングス・ファインダーを3年ぶりにやったら、共感性・内省・社交性・学習欲・成長促進が高いということで、以前は共感性・学習欲・個別化・収集心・原点思考だったので、ちょっと変化があったな〜という印象。過去に高かった強みは相変わらず上位にあったので、まあ基本的にこんな感じなんだなと思った。「指令性」が一番低かったのはちょっと笑ったけど大納得だった。以下は以前の記録。
tottira.hateblo.jp
・忙しすぎて体調悪いな〜となっていたときに、おんなじメディアの人が声かけてくれてすごく嬉しかった、自分はわりとなんとも思わずに同様のことをするタイプなのだが、人にされてみると(うわ〜〜〜嬉し〜〜〜涙)ってなるな。
・24歳になりました、24年も生きたのほんとうにすごすぎる。去年はもっといろいろ不安だった。今年もそんなにイエーイという感じの状況ではないが、去年ほど不安ではない。自分の存在がちょっとしっかりしてきた気がする。去年は透けてて足元がおぼつかなかった。1年自分なりに自分として頑張ったということだと思う、えらいな。

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「やさしさ」の価値を見直した2018年

今年は価値判断にかなり変更のある年だった。とくに「誠実さ」「やさしさ」と言われるものの価値をかなり大きく上方修正することとなった。結果として、自分のこともすごく見直したし、他人のよさにもよく目がいくようになって、今までとは違う、夢中にならない比較的穏やかな愛を異性に対しても獲得した。

去年も相当大きな変化があったと思っていたが、今年はそれをさらに上回る大変化の1年だった……。ブログを毎月書いていてよかった。参照しながら振り返りたいと思う。

 

1月

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Twitterで毎月読書ブログを書いている人を見かけて、自分も毎月のペースでなにかを書いてみるのはよさそうだと思って始めた。認知行動療法で振り返りが大事ということを学んだからというのもある。

この月は卒論を書き終えて(当初から半分ぐらい内容を削った、宗教とレジリエンスの関係性について書いたものだった)、久しぶりに「本を読む」に取り組んでいたようだ。抑うつがひどいときは本が読めなかったので、まずなんとか文字を追えるようになったことを喜んでいた。

以前行った学習支援のボランティアに再び来ないか、という話になって行きたかったし、移動手段の予約などまでしたのだが、不安で調子が悪くなってしまい断念した。まだ早かった。卒論という目標がなくなった今、この先どうしたらいいかがまったくわからず不安だった。

 

2月

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仕事のことを考えたり、なんとなく暗い気持ちになったりしている。多分暇が多すぎたのもある。「大人から見た今の若者像」みたいなのを書いてみたくて(というか、わたしから見た都会の若者像って結構大人から見た今の若者像と近いと思う。根っこの部分では全然違う人に思える)、書いたら他の記事に比べてシェアされて嬉しかった。SF全然読んだことないなりのイメージSF日常編……みたいな。

自覚はなかったが、「サバイバー」から離れるべきなのでは、などのことも思っていたのだと思う。自分として生きるということが求められるが、それは一体どうしたらいいのかまったくわからなかった。まさに自分として生きている友人がいて、彼女とよく話をしていたように思う。「あなたはどうしたいの?」と聞かれて、「どうしたいとかはない」みたいな話を半泣きでしたのもこの頃かも。このままでいるのは嫌だ、ということをよく思っていた気がする。

 

 3月

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人と会うたびに多分こういう連想した話を書いていたっぽい。記憶の濃度の話、それすら忘れるぐらいにずいぶん普通に生活ができるようになった。よかったね……。

バイトを探していろんなサービスのところに話を聞きに行ったけど、まだ通勤の不安も強かったし、自分にできることはなにもないのでは……と思い踏み出せなかった。

大学も卒業した、特に3年以降は自分比で全然勉強できてなかったのに、なんか学部の優秀者として表彰されて「あ〜こんなもんなのか〜ウケ」と思った。結局大学入ってたときから出るときまで、調子がいいときも悪いときも、GPAで言えばずっと同じような位置にいた。自分の過剰さを改めて認識するきっかけになったかも。

 

4月

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多分自分を安心させるものについてこれ考えてたんだろうな……。

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今後のことをすごく考えた。都内で条件の合う仕事は見つからず、もうこれ以上ここでぼーっとしていたらダメになってしまう、と思って、ひとまずなにか動かすことに決めた。

その矛先が「自動車免許をとる」だったんだけど、おかしいだろ、なんであなた公共交通機関で死にそうになったりしてるのに、それらの不安に耐える必要がありつつ判断力がめちゃくちゃ必要な運転に向かったの……?

まあ、多分自分がこのままなにもできなくなってしまうのではと不安だったのだと思う。資格試験はわかりやすい目標になるからな。

 多分「自分の立場からものを言う」みたいなことへの関心が高まった。結局自分は自分以外の存在にはなれないのだから、今まで誰か(おもに権力のある人)の立場から(その人に都合よく進むように)ばかり物事を考えてきたが、そうではなく、わたしはわたしとしての意思を表明するのが結局全体のためにもなりうるのでは?と感じた。

 

5月

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免許取得のために本当に必死だった。ずーっと車乗るのこわいままだった……今もこわいけど、まあ最初よりはマシになった。結局全部試験も1回でパスしたんですけど、「あなたはすごく慎重だけど車を乗りこなせていない」「緊張しすぎ、もっと気を抜いて」と言われた。人を殺しうる乗り物に乗っていて気を抜くことできます???って感じだったが、たしかにわたしは緊張したり集中しすぎたりすると見える範囲が極端にせばまる。でも自信になったな。なにか1つをやり遂げられたということは。

 

6月

おぎゆかさんの進行管理のアシスタントを始めたのがこの頃。つまり新卒フリーランスの始まりである。双方初めてだったので、すごくゆとりを持ったスケジュールで始められたのがとても自分にとってよかった。時間に余裕はあるが、きちんと役にも立てる。このとき書いたタスク管理関連のslackbotのnoteは結構読まれたし、実際使ってもらえたのがとても嬉しかった。自分にとって、思っていた以上に他人の補助ができることは大事っぽい。

「失敗してもいいからやってみる」がちょっとできるようになって、LITALICOのライター・編集の業務委託に応募したりもした。選考途中で久々にめちゃちゃ調子が悪くなってしまい(たぶん気候とプレッシャー)、辞退することになって「お手間おかけして申し訳ねえ〜〜〜〜(土下座)」という感じだったのですが、すごくあたたかい返信をいただいて、余計好きになった。今後またぜひ応募して、働けたらいいなと思う。教育・福祉のフィールドでやってる企業としてとても好き。

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まだ半分?長い……

 

7月

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今いちばん時間を割いている、POLのメディアでの編集アシスタントの仕事が決まった。今は時間的には当初の予定の倍ぐらい、お金的には3.5倍ぐらいになって……3.5倍ぐらいになってるね!?マジか!びっくりした……

ずっと「今後の人生どうしよう」と思ってたのが、多分金銭が入るようになったことでちょっと落ち着き、自分にもできることが複数あるとわかり、本を読む余裕が出てきた。わたしは余裕がないと本もろくに読めないんですね……。多くの人はそうかもしれないが。『人間の条件――そんなものはない』を読んで、あー学ぼ、学ぶことは楽しい、と思ったりしている。

あとハロプロに興味もったのがこのときです、TLに流れてきた収録動画でえ〜〜〜歌ウマ!!!!と思った。アンジュルムが好き……

あっ、2年間ずーっと服薬をしてたんですが(最初は不安をおさえるもの、途中からは気分の上下の幅を減らすもの)、ここでついに飲まなくてもよくなった。頓服的に飲むように変わった。は〜〜〜〜よくがんばったね。この安定は、わずかだが金銭的基盤、貢献感を得られるようになったことが大きいと思う。よくわからない申し訳なさみたいなものが減った。

ただ、「なにかを与えることで申し訳なさが解消される」みたいなのは、一時的にはあったとしても、長期的にそうなってしまうことは、個人的にはあまり好ましく思っていない。ずっと差し出し続けることになってしまうので。

このあたりは、年末にかけて「そもそも申し訳ないことはないのでは?」みたいにすこーーーしずつ思うようになっている。

 

8月

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自分は「補助」に強く惹かれる性質がある、ということに気付かぬまま、補助をするもののよさの話をしている。この頃多分業務量が増えて、どう整理していいか困っていたはず。新しいことに慣れるまで1ヶ月はかかるな〜とかが認識された。以降毎月新しいことが始まる日々に……。

今確認したら、ほんとにアシスタント程度の働きではあるものの、あるプロダクトのパッケージデザインのディレクションをしていました……(〜12月)。アンケート作ってグラフとCOUNTA使った表作って議事録とってスケジュール考えて次のアクションを依頼して、みたいのを、アドバイスをもらいつつ全部初めてやっていた。よくやったな……。検索が得意でよかったなと思います。

あとは、嫌な気持ちになったときに、一旦「自分が他人だったら、自分がその状態にあることについてどう思うか?」というふうに考える手を覚えた。「嫌な気持ちになっているのってどうしてだろう?じつはそうなってもおかしくないことをされているんじゃない?」みたいに聞く。1人ではできないので会話文にして、自分役含めキャラを2人立てて考えることにした。もともと圧倒的に自責傾向が強いので、よいことと思う。別に誰にも迷惑かからないし……。

『マチネの終わりに』、かなり傷ついたけどすごくいい作品だったと思う。

あ!あとこのあとめちゃくちゃわたしの内面を変えるきっかけになる、推しと知り合ったのも8月だった。初めはお互い黙々仕事や勉強をしていたんですけど、マジでこのとき知り合ってよかった……。

9月

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業務をもう1つ増やした、というか形が変わって継続された(合同会社化した大島悠さんのアシスタント)。比較的作業に近い感じの仕事をしていて、それによる精神の落ち着き……みたいなのが得られていたり、作業の中でいかにうまくやるか、みたいなことに集中できたりして楽しい。普段たくさん考えるべきことがある中で、「相手が使いやすいものを作る」という目的のもとで一定のクオリティのものを出す時間は、なにかから解放されている気がする。考えてばかりでは脳が疲れるからな。

リモートでとにかくひたすらやることをやる、みたいなのに疲れて、人と話した〜〜〜い!と思うようになった。改めて、わたしの心は別にフリーランスにもリモートにも向いていない、それなのに体が、今の社会ではそれ以外の働き方が難しいね……と思うなどした。

8月に知り合った推しと、作業だけでなく雑談もするようになり、その心のきれいさというか、なんというんだろう……まっすぐさ?善良さ?に感動した。こんなに人の(というかわたしの)話をきちんと聞いて、丁寧に答えてくれて、不正確なことを言うのを避けようとする人がいるんだな……と思った。別にコミュニケーションが得意な人ではないからこそ、その真摯さがよく伝わり、なんか本当感動するんですよね……。

しかし改めて考えると、女性でそういう人はたくさん知っている。わたしは知らないうちに結構はっきり男女を分けていて(それはもちろん男性を好きだからというのも関係しているが)、なぜか自分が心地よいと感じられる関係を構築することを、男性に対しては求めてこなかったんですよね……びっくり……。それに気づいたのは12月です。

 

10月

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なんかめっちゃ漫画読んでるな。多分ストレスを強く感じていたのではないか。漫画はストレス強いときでも読める……。町田啓太さんの顔のよさにキャーキャー言うなどしてますね。

仕事中や私的関係において、「迷惑をかけたくない」「なにかをお願いすることが申し訳ない」と感じてしまうことが多く、これをどうにか解決できないかと考えていた月っぽい。

「一方的に迷惑をかけているということは実はそんなになく、人はなにかを選ぶときにリスクも考えているはず、その上でわたしのヤバさも承知で選んでくれているのでは?気に病みすぎる必要はないのでは?」みたいなことに、多分気づき始めている。まだ自分もリスクを考える必要が生まれてくることについては気づいていない(リスクを考えずに自分の気持ちに従った行動をしてご迷惑をおかけしたりした、関係者全員に申し訳なさすぎてめっちゃ謝った)。

引き続き推しと定期的に話していて、この人と話すと本当に楽になるな、なんでこの人こんなに優しいんだろうと思ったりした。そして「自分が大切に扱われる」ことに慣れ始め、(もしかしてこれが「通常」なのでは?自分はこうされるべき存在であって、これまでなぜか自然と他者からの要求を受け入れてばかりいたが、対等なのだからわたしも要求していいのか?)と思い始めた……のだと思う。実感は伴っていないが。

 

11月

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数年前に知り合った友人と、ある誤解から久しぶりにやりとりが生まれて、そのときの対応を「誠実」と称された。

仕事をする中でも、「人に優しい」「やりとりが丁寧」「(きちんと連絡を入れるなどの意味も含めて)誠実」等と褒めてもらうことが圧倒的に多く、あれ、もしかして今のわたしの大きな売りって「やさしさ」と「誠実」……?と思うなどした。

これまで人生の多くの時間を費やして所属してきた学校、特に高校までの組織において、やさしさや誠実さは利用されやすいものでしかなく、役に立つシーンなんてほぼない(なかった)。同時に、やさしさや誠実さというのは誰もが持っているものであって、評価の俎上に上がるものですらないとも思っていた。

それなのに、働き出してみれば、そもそも目立ったスキルのないわたしを紹介してもらえるのは、「まじめで誠実だから」「丁寧で親切だから」みたいな理由が多くて、「えっそれってそんなに役に立つんですか?あと人がやろうと思っても真似しづらいんですか?マジで?」とびっくりすることが複数回あった。

気質そのものはスキルではないかもしれないが、その気質が生み出す仕事におけるよさがあり、そういう意味で、案外ビジネスシーンでわたしの気質は使える、ということがわかった。これらのわかりは、「ああ、自分が大事にしてきたものには意味があったし、わたしはこれらをこの先もきっと大事にしていくだろう、それで今後もなんとかなるのかもしれない」という、今までにない大丈夫感を生んだ。

そう思えたのは仕事先の人や推しが具体的に「こういうところがこのようにいい」と褒めてくれたからで、マジで感謝しかないんですよね……。すべての仕事の連絡のもととなったTwitterと、声をかけてくれた人たちに感謝しつつ、そうなったのもこれまでのわたしの振る舞いがあったからだな、ということを素直に受け取れた。

働き始めて半年を振り返るnoteも書いた。本当はもっと同様に困っている人の参考になるような内容にしたかったが、前述の通りご縁〜という感じの仕事の始まりなので、営業をしたわけでもなんでもなく……。もし営業とかする機会があれば、その方法は全部書き残すつもり。

 

note.mu

 

12月

は〜〜〜やっと12月に来れた……12月のブログはさっき書いて、もうだいたい全部大事なことは書いた。

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自分の能力とか、性格とか、そういうものに自信をもった1ヶ月だった。やっぱ1回自律神経失調症(もしくは超軽度のうつ)になってから、明らかに脳がうまく働く時間は減っているし、こなせる仕事量も少なくて悔しいのだが、なにもできないわけではなく、後から身につけてきたものと生まれ持ってのものの両方に価値があると感じた。それってすごいことで、これはいずれ、自分がなにもできなくても、それでいいと思える日が来るのかも?と思って、うわ〜すごい、人間的成長……と思いました。

 

この1年間で、他の人のやさしい振る舞いや誠実な振る舞いに助けられるシーンが本当に多くて。これまでだったら、そのよさはあくまで他者の振る舞いに限定されていたんだけど、今年は「あー自分も同じことをできているんだな」と思うことができた。ラスト2ヶ月ぐらいでの話なんですけど。

これまでは当然のように思っていた「やさしさ」「誠実さ」の素晴らしさがわかったこと、それを自分が発揮できていて、それも素晴らしいことなのだとわかったこと、そして「やさしさ」「誠実さ」のかたまりみたいな人と知り合って心から大切に思えたことは全部つながっていて、本当に、かなり、主に自分に対する考え方が変わった……。

 

 卒業後のことがなにも決まっていなくて、ただただ焦燥感があった1月、あれからまだ1年経っていないなんて信じられない。本当にあっという間に終わってしまった。

焦ることはたくさんあったけど、その都度できるだけ問題を切り分けてみたりだとか、相談してみたりだとか、自分がなにを本当は不安に思っているか何度もしつこく確認したりだとか、いろんな対処法を身につけられた1年だと思う。

 

なんだかやっと、自分の心身のことも少しは受け入れられた気がする。

気持ちはせっかちで変化が好き、新しくなにか学ぶのも好き。人のためになることをたくさんやりたくて、自分の倫理に従うものであれば手法は問わず、人がつらいなーと思うのをなんとか防ぎたい。自分より他者に興味があって、生活することより働くことが好き。

でも身体には限界があって、あまりにぎやかで人が多いところにずっとはいられないし、静かじゃないと気持ちが休まらない。脳ががんばれる時間に制限があって、無理をするとすぐ調子が悪くなる。だからそんなにたくさん頭を使い続けることは今はできないし、新しいことをどんどんやるのは避けたほうがいい。生活リズムや栄養バランスの影響もとても大きい。

ずーっとこの心身の志向性の違いに悩んでいたけど、現代なら両方が満たされるようにすることもできるかもしれない。ずいぶん前に読んだ脳の可塑性のことも信じている。幸い努力は嫌いじゃないので、まだまだ自分の人生はよくなる、と思える。

つらいときにうっかり死ななくてよかった。今年もたくさん支えてくださってありがとうございました。来年もどうかよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えくださいね。

いけいけいきとしGOGOだよ〜